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公開日:2017年10月2日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院
院長の津端です。

本日は
「トゥシューズで立てる足を作る」
を投稿します。

私たちの職業では
「手を作る」と呼ばれる過程があります。

要は、技術の練習だったり
触診の訓練だったりするのですが
本当に継続していると、作られてきます。

バレリーナの方は手でなく
足を作って欲しいと思います。
それではご一読ください。

足の状態がトゥシューズ・バランスに直結する

フルポアント1

トゥシューズでのバランス力は
足(足体)のコンディションに
直接的に影響を受けます。

トゥシューズの構造上、
トゥの先端で全体重を支えることとなり
その際に重要な要素となるのが
足のアーチと足首と足趾の筋力になります。

接触面はトゥの先端ですが、それを
支えている構造的安定性は
足の甲と足首周りの筋肉によるものです。

そのため、トゥシューズでの
安定性やバランス力を向上させたい場合は
足首周りの筋力、足趾の筋力、足のアーチを
それぞれ理想的な状態に近づけること
最大の近道になります。

フルポアントに耐えうる足首の筋力

トゥシューズを履いて
フルポアントを取るために
まず最初に必要なのは
足首を安定させるための
足首の筋力です。

主に、前・後脛骨筋という
足首を支える強くて太い筋肉が
その役目を負います。

この筋肉が著しく筋力低下していたり
過剰に緊張している場合は
フルポアントを取る上で
大きな妨げになります。

フルポアントを取る上で
足趾の筋力や足の甲の
構造的な安定性に
頼るところも大きいのですが

供給される筋力の強さが
圧倒的に違うため
(足首の筋力>>>>足趾の筋力)
足首の筋力が不安定なようでは
どれだけ足指を鍛えても
パワー不足に悩むことになります。

甲のアーチを支える足趾の筋力

野外でトゥシューズ

すぐ上の段落で書いた通り
足趾の筋力は足首の筋力に比べると
微々たるもので
フルポアントを支えるための筋力としては
少し心もとないところがあります。

しかし、足趾の筋力は
足の甲を支える『つっかえ棒』的な
役割を持っているため
足の甲の強度を出すためには
足趾の筋力がとても重要になります。

足趾の筋力だけではフルポアントは保てませんが
足趾の筋力が弱っていると甲がつぶれてしまい
トゥシューズでのフルポアントを
保つことができなくなります。

特に、
母趾の屈筋群は甲の縦アーチを

固定する上で非常に
重要な役目を持っているため
足の親指に力が入らないバレリーナは
概ね甲が弱い傾向にあります。

使い方も動きも異なりますので
足首と足趾のそれぞれの役割を理解して
それぞれに作用するトレーニングを
別個に行うことが重要になります。

足根骨を整えて強い甲を作る

足の骨

トゥーシューズでのフルポアントを
考える上で重要になってくる
もう一つの要素が
足根骨です。

足根骨は
距骨、舟状骨、立方骨、踵骨、
外側楔状骨、中間楔状骨、内側楔状骨
7つの骨で構成され、中足骨や指骨とともに
足を形成しています。

このうち、
近位の母趾側に位置する舟状骨
近位の小趾側に位置する立方骨

ポアントポジションでの
足の甲の安定性とバランス感覚に
極めて強く影響します。

この部分が崩れていると
鎌足になってしまったり
ルルベが低くなってしまったり
軸足のターンアウトが
アーチのせいで取れてしまったりと
バレエ障害の直接的な原因になります。

足根骨の整合はバレエ障害の治療にはもちろんのこと
バレエパフォーマンス(特にトゥシューズ関連)を
高めていく上ではとても重要になります。

乗るのではなく立ち続ける動作処理

こちらは動作改善的な話になりますが
トゥに乗るのではなく、トゥで立ち続ける
という動作処理ができるようになると

トゥシューズの安定性とコントロールが
大幅に成長する傾向にあります。

ただ前後左右にバランスをとるのか
それともポアントポジションで床を押し続けるのか
では動作処理が変わってきます。

トゥシューズが苦手な人の9割以上は
上記のように「立つ」のではなく
「乗って」しまっています。

トゥーシューズでポアントポジションを取った際に
竹馬のようにフラフラするのであれば
まず間違いなく「乗って」しまっているので
早い段階で動作を修正した方が良いでしょう。

「足を作っていく」という考え方

私たちの職種で言うところの
「手を作っていく」という過程があります。

例えば施術をするにしても
手が勝手に動くだとか、
触れた段階で問題が察知できるように
小さなことに気をつけるようにしたり
習慣的に訓練を続けていくことを指します。

これはあまり良い例えではありませんし
絶対にそんな危険なことはしませんが…

私の場合、
たくさんお酒を飲んで酔っ払っても
手元を見ずに鍼の操作や
お灸の操作をすることができます。

そして同業者(鍼灸師)のほとんどが
同じように、酔っ払っていようが
何だろうができると思います。

何度も何度も繰り返しているので
道具を持った瞬間、
その動きがパッとできるのです。

別に鍼灸師だけの話ではなく
手を使う仕事の方ならば
似たような例はいくらでもあるでしょう。

これを、バレリーナに当てはめるならば
「足を作っていく」ということが
同じように言えると思います。

トゥシューズを履いた瞬間に
足首・足趾の筋肉が活発になるように
普段の生活から小さなことに気を配り

踊るためだけの
トゥシューズ・ワークだけではなく
トゥシューズ装着時の足首・足趾の
トレーニングなど、創意工夫はいくらでもできます。

トゥシューズを履いて
様々な動きや動作を繰り返すことで
トゥシューズに要求される
足首の筋力や足趾の動作を
瞬時に活性させるようになるのです。

大怪我、大病後のリハビリも
同じ仕組みですので
理想のバレエを踊るために
ぜひ足を作っていきましょう。

お読みいただきありがとうございました。
御蔭様です。

 

 

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