バレエパフォーマンス向上につながる日常生活のコツ
カテゴリー:バレエ整体
お世話になります
稲城ひらお整体院【バレエ】
院長の津端です。
色々ありまして本日は夜中の更新です。
早いもので12月になりました。
この時期はバレエ関係の皆様は
本当に忙しくなります。
バレエのオン・シーズンですね。
スケジュール的にも多忙になり
その影響からか
コンディショニング目的だった方が
不調や不具合の治療にシフトしたり
されています。
今年もあと1ヶ月、
良いお年を迎えましょう。
本日は
「バレエパフォーマンス向上につながる日常生活のコツ」
を投稿いたします。
レッスンやワークショップだけでなく
日常生活もバレエのために活用できたら
一石二鳥ですよね。
お家でできる簡単エクササイズ!
というような底の浅い内容ではなく
日常生活での問題点をどう処理するか
という内容になっています。
レッスンやワークショップに行く
時間が取れない人はぜひご一読ください。
レッスンだけでは不十分な理由

バレエパフォーマンスを
向上させたい場合
レッスンの量を増やし
質を高くしていくことが
基本になるかと思います。
週に5、6回も踊っていれば
レッスンの量に関しては
問題はないと思います。
質に関しては、これはもう
お教室やスタジオ次第ですので
こちらから言えることはありません。
レッスン以外にもセルフケアとして
エクササイズやトレーニングを行なったり
ジムやワークショップに
参加されている熱心な
バレリーナも多いでしょう。
このような取り組みは
非常に素晴らしいことです。
上記は全てバレエパフォーマンスを
『向上』させていくためのやり方です。
確かに向上させるための努力は
絶対的に必要なのですが
バレエパフォーマンスを
『低下』させないという取り組みも
並行して行うことが重要になってきます。
この場合、
パフォーマンス低下の原因のほとんどが
習慣(特に生活習慣)に起因するものです。
これをまとめますと
バレエ関係以外の時間で
いかにバレエ能力を
下げないようにするか
ということになります。
この目線で考えているバレリーナは
実はとても少ないのです。
レッスン、エクササイズ、セルフケア、
トレーニング、ワークショップなど
どんどん向上のための活動はしていても
普段の歩き方がペンギンだったり
立ち方がバーさんだったり
ぬいぐるみのような後ろ姿で
スマホを弄っていたりと
向上にかけた時間とお金を
自分でも気づかないうちに
蒸発させている方が
とても多いと思いました。
親が石油王であるなど
一部の例外を除けば
これほどの無駄はないでしょう。
息抜きや気分転換をしてはいけない!
という意味ではありません。
むしろバレエ以外の時間は
バレエと関係ないことをすることで
集中力が回復する傾向にあります。
ただし日常生活での習慣が
バレリーナのバレエパフォーマンスに
マイナス方向に働くということを
重々理解した上で行動してほしいと考えます。
いい姿勢でも
お出かけはできますし
正しい歩き方でも
ショッピングはできます。
綺麗な背中で未読の
LINEを返してもいいでしょう。
なんかだる〜い
ゴロゴロした〜い
というときは
やるべきことを済ませて
早く寝てしまいましょう。
撮り溜めしたドラマや
積んであるDVDを
見るのも良いですが
惰性で見るならばやめましょう。
睡眠時間というものは
バレリーナにとって
(主にバランス感覚と回復速度で)
非常に重要です。
妙にダラダラしたい時というのは
脳が休みたい状況に
近いと言われています。
眠いと感じなくても
ベッドや布団に入ってしまえば
意外とコロンと落ちます。
日常生活の習慣は
毎日身体に入力されています。
非日常に生きて踊っている
バレリーナにとっては
日常生活的刺激はデメリットの方が多いのです。
普段の歩行で軸は保てている?

一瞬すれ違ったり
ほんの少しの所作を見た瞬間に
「あっ、この子(この人)絶対バレエ上手い…」
と感じることってありませんか。
スタジオやお教室で
踊っているところを見て
上手いと思うのではなく
全く関係のない日常生活の中でも
上手さを漂わせる人っていますよね。
この予感の正体は何かというと
本当に上手い子(上手い人)は
普段の動きの中でも
体の軸が全然ブレていないため
見てる側が
日常動作を見ているのに
舞踊動作を見ているような
錯覚をしてしまうせいです。
この現象から言えることは…
普段の動作がヘロッヘロな人に
軸の安定している人は
まずいないということです。
一生懸命意識して
身につけたことは
やがて無意識的に
処理できるようになります。
ですので
踊ってない時でも
踊りの基本操作ができている人は
それだけ『身について』いるのです。
普段の動作や動きは
その人のポテンシャルが
如実に現れる部分だと思います。
そして
普段の動作や動きも
目的に合わせて変えてしまった方が
絶対上達が早いのです。
生活習慣病だって
ほとんどの場合は
日常の積み重ねで発生します。
人体は一事が万事です。
普段歩くときに
ジョージロメロ監督の
ゾンビのように
頭を軽く下げて
足を引きずっている方は
バレリーナであろうとなかろうと
とても勿体ないことです。
ルーティン化しすぎてない?
日々の日課として
エクササイズやストレッチ
筋トレなどに取り組む
バレリーナが多いことと思いますが
過度のルーティン化は
エクササイズの質を低下させます。
流れ作業でやると
どうしても刺激に対する
感受性が下がってしまいます。
毎回メニューを変えてやりましょう
となると結構大変ですが
その日その日で小さなテーマを
自分なりに決めて取り組むと
同じメニューを繰り返していても
『刺激に対する慣れ』は
かなり小さくなります。
毎日全く違うメニューだと
効果が薄くなるという面もあるので
当院に継続的に来院されている
バレリーナに対しては
エクササイズやセルフケアの
メニューをある程度のスパンをとった上で
定期的に変更してもらっていますが
ここら辺のさじ加減は
効果測定をした上で
個人差も多分にあるため
あえて言及は避けたいと思います。
テレビ見ながらついでに
スマホいじりながらついでに
という敷居が低いエクササイズも
普通の女子大生や主婦なら
それはそれで取っ掛かりとしては
十分効果的だと思いますが
目的や目標のあるバレリーナならば
少し工夫して費用対効果を
高めていきたいところです。
何より
『飽きる』というのが
一番まずいと思います。
そもそもエクササイズや
ストレッチ、筋トレもそうですが
一部の熱心な方を除いて
『基本的につまらない』ものです。
鍛錬に飽きてしまうことが
伸び悩みに直結すると考えています。
そういった側面でも
ルーティン化を避ける創意工夫が
とても重要になると言えます。
これができたらご褒美に○○と
ニンジンをぶら下げるのも
まあアリっちゃアリですが
そういうインスタントなやり方は
正直長く続かない傾向にあります。
自分が自分の
トレーナーになったつもりで
色々と取り組むこと自体にも
長期的な意味では
大きな意義があると思います。
器具はあくまで補助です

バレエを踊る方は
エクササイズ器具、特に
ストレッチのための器具を
比較的多く所有している
傾向にあります。
体を柔らかくしたい
柔軟に踊りたいという
動機からくるものですが
エクササイズのための器具は
あくまで補助具であり
これが特攻!というものは
あまり多くないように感じます。
現に、
クライアントさんたちからは
「○○ってどうですかね…」
というご相談やお問い合わせを
かなりの件数いただいておりますが
(別にそれじゃなくてもいいんじゃない…)
(多分バレエ動作には影響しないと思う…)
と感じてしまうグッズや
メソッドが多数あり
そのような場合は
(1)その器具の仕組みや目的
(2)現実にバレエで要求される能力
(3)器具を使わない代替案
を全てお伝えし
現場で再現した上で
買うか買わないかを
お任せするようにしています。
だいたい(1)と(2)が
大きく乖離しているせいで
器具を使うより(3)を
実践した方が実践的では?
というものが結構あります。
もちろん、
全部の器具がダメだとか
器具を使うのがよくないとか
そういう意味合いではありません。
(これはいいなぁ!)
というものもありますし
お悩みやニーズによっては
私からもプッシュすることがあります。
ただそれが
専門のエクササイズ器具ではなく
どこの家庭にもあるような
ありふれた日用品であることの方が
多いだけで
エクササイズ器具自体が…という
ことではありません。
道具は使い方
です。
包丁だって刺せば凶器です。
スマホはバランスが弱くなる

日常生活のコツとして
もう一つ覚えておいてほしいことがあります。
それはスマートフォン操作です。
今このブログをスマホで
閲覧していただいている方も
多いことかと思いますが
スマホはその特性からして
バレリーナにとって
あまり相性が良くありません。
特に回転系のパには
かなり即効で悪影響を与えるため
スマホ大好き、回りもの苦手と
思い当たる節がある人は
スマホとの関わり方を
再考されても良いかと思います。
ちなみに
ガラケーならいいの?
という話ではありません。
タブレットでも原則同じです。
詳しく書くと
もう一記事ぶんくらいの
容量になってしまいますので
掻い摘んでご説明しますと
バランスの中枢部分に対して
誤入力が起こるためです。
誤入力があれば誤出力が起こります。
そういう理由で
スマホとバレエの相性は
あまり良くありません。
OA機器の中に人体と
相性がいいものなんて
ほとんどないと思いますが
入出力アタッチメントが同一というのは
なおさら良くないように感じます。
とは言え現実問題、
スマホや携帯を持たない生活は
とても社会的ハードルが高いので
せめて踊る前後(特に前)は
控えておいた方がいいと思います。
感覚をちゃんと確認しよう

日常生活のコツという切り口で
今回の記事を書きました。
今回のブログの記事を一文にまとめると
『感覚の確認』というものに
なるかと思います。
そのままだとものすごく
抽象的な内容になってしまうので
あえて日常生活という具体的な例で
書かせていただきましたが
エクササイズやストレッチ
筋力トレーニングに専用グッズと
手法そのものの優劣よりも
具体的なやり方や
期待される効果を追いすぎて
その結果や身体的変化を
見過ごしてしまうことに
デメリットがある、と
認識してもらえれば幸いです。
皆様にも多分に経験があると思いますが
エクササイズやストレッチ
筋力トレーニングやノウハウなど
ググってみて実践してみて
劇的に変化が出た!って例は
稀ではありませんか?
手法やテクニックを追い求めて
影響や効果を見逃してしまうため
定着もせず、変化もせず…という
オチがつくのだと思います。
上手くなる人(特に短期間で)は
とにかく地道です。
ものすごい逆説的に
感じるかもしれませんが
最短ルートを突っ走るには
手法やテクニックではなく
一つのアプローチから
どれだけ効果を引き出せるか
という点にあるような気がしてなりません。
量が増えれば質が下がる
数をこなせば粗くなる
これはもう
しょうがないことですので
質を上げるために量を減らし
精密にするために数を制限する
という逆説的アプローチも
いいのではないかと思います。
お読みいただき
ありがとうございました。
御陰様です。
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