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公開日:2018年1月8日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院
院長の津端です。

今年もどうぞ
よろしくお願い致します。

年が明けまして
バレエ業界は
発表会やコンクールラッシュ
後半戦に入りました。

本番で実力を発揮できた方も
残念ながらそうでなかった方も
今年は一層
躍進の年になりますよう
一緒に頑張って参りましょう。

本日は
『バレエの寿命を長くする踊り方』
を投稿いたします。

バレエを踊るバレリーナの
パフォーマンスと審美性を
少しでも永らえたい方は
ぜひご一読ください。

なぜ痛みや歪みは起こるのか

バレリーナの肉体に
痛みや歪みが発生する原因は
大別すれば
急性のものと慢性のものに
区分することができます。

急性のものとは
捻挫や打撲、骨折など
いわゆる怪我に区分されるもの。

慢性のものとは
疲労の蓄積や反復動作により
生じた損傷や変形など
いわゆる習慣に区分されるもの。

レッスンによる
捻挫や肉離れなども
少なくないハードな舞踊ですが

それでも
クラシックバレエの
痛みや歪みは、後者の
「慢性の痛みや歪み」が
圧倒的に多いように感じます。

捻挫や打撲などの
急性の痛みや歪みは
外力によって引き起こされますが

筋力低下や
バランス能力の低下などの
慢性の痛みや歪みは

そのほとんどが

不適切な動作の反復による
器質的な変質と
動作体系の変質によって

引き起こされていると
考えられています。

この現象を
電化製品などで説明するならば

高いところから落としてしまったり
コードを踏んづけてしまったり…
といった

強いショックや物理的な負荷がかかり
外から壊れたというよりは

いつも通りに使っているつもりが
だんだんと内部の電線系がショートし

パーツが溶けたり、
焦げたりしたような状況です。

一般的な整体院が多く施術する
慢性腰痛や肩こりなども

大半はこういう機序で
内側から発生していると考えられます。

それを、
頸の牽引だったり
マッサージやストレッチなどの
『外側からの取り組み』
どうにかしようとするから
思うような変化が出ないのでしょう。

不適切な動作の反復について

慢性の、習慣性の、内側の
痛みや歪みが起こる
直接的な原因である

『不適切な動作』
とは何がどう不適切なのでしょうか。

このブログ(及びホームページなど)では

不適切な動作とは
それぞれの筋肉や関節の
本来の役割から外れた動作
のことを意図しています。

ことバレエの場合
一般的な身体運用に比べて

それぞれの筋肉や関節に
要求される
『本来の役割』は
明確化されています。

お教室やスタジオで飛ばされる
●●を使って!というご指示は
その最たる例です。

日常生活での身体運用は
極論すると、
不具合が発生しなければ
別に問題がないと言えますが

クラシックバレエの場合は
そのようにはいきません。

痛みや歪みといった
不具合が発生しなくても
動作的な評価が下がってしまいます。

この
「バレエにおける本来の身体部位の役割」
というものに
ある程度沿っている動きが
『適切な動作』であり

そうでないものが
『不適切な動作』であると
言えるでしょう。

不適切な動作を繰り返すことが
なぜ痛みや歪みを
生み出すのかと言いますと

短期的・中期的な目線では

その『運用コスト』に焦点が当たります。

不適切な動作は
本来の身体構造から
微妙にずれているため

一動作あたりの
運用コストが非常に高くなるのです。

本来
横に動かすための部分で
曲げてしまう

本来縦に支えるための部分で
伸ばしてしまう

筋肉の走行から
関節の自由度まで

人体本来の設計とは
頭から尾まで違っているため

このような使い方をしていれば
不整合が起こるのは
無理もない話です。

すぐ疲れてしまう
すぐ張りが出てしまう
すぐ痛みが出てしまう

など
『すぐ●●してしまう…』
ことの原因は
身体動作の運用コストが
高すぎるせいと言えます。

アプリがフリーズする現象

この運用コストの高い動かし方を
繰り返していると
あるタイミングで
身体がフリーズするようになります。

フリーズとは
パソコンでもスマートフォンでも
しばしば起こる、あの現象と同じで

思うように動かず、
勝手が利かない状況になります。

慢性的な体の痛みや痺れがある
患者さんというのは
ほとんどがこの状態にあります。

運動神経はもちろん
知覚神経もフリーズ現象を起こすので
いつまでも痛みを感じ続けたり
痺れを発生し続けることになります。

バレエを踊るバレリーナの場合は
これがまずパフォーマンスの低下として
如実に現れ(歪みが発生している状態)

その後、
実際に痛みや痺れへと進行していきます。

パソコンやスマートフォンで
アプリがフリーズした場合
対処としてはまず再起動するのが
一番手っ取り早いと思います。

このPC機器の再起動は
不調や不具合における治療の
関係性にとてもよく似ています。

ただしバレリーナの場合は
単に再起動するだけでなく

今後ともバレエというアプリが
整合性を持って動くように
動作体系を変える必要があります。

さてアプリに例えました
この身体のフリーズ現象は
バレリーナに最も多く好発する例で
いうならば
『前ももの力が抜けない』
というものになります。

先生に足の力を抜いて!と言われても
前ももに力が入った状態で
フリーズしているので
なかなか脱力することができません。

肩の力が抜けない、というのも
同様の流れで発生しています。

力が抜けない、とは真逆の
『お尻やお腹が緩んでしまう』
という現象も方向性が逆なだけで
仕組みそのものも同じです。

このようなフリーズ現象は
単発・特発で起こるぶんには
寝違えのようなものですが

継続的に頻発させていると
だんだんと器質的にも変質し
ボディラインが崩れたり
関節の変形へと至ります。

バレエを踊る以上
バレエという動作は
やめるまで離れられません。

ですので
どうすればフリーズさせない環境に
変えていけるのか
考えて施術しなければ

バレリーナにとって
最良の整体とは
言い難いと私は考えます。

では具体的に
どうすればいいかと言いますと

日常生活であれバレエであれ
身体を本来の役割通りに
動かすということが

結果的にフリーズを回避する
一番の対応方法となります。

人体は
本来の運用をしていけば
不整合が起こりにくいように
できています。

クラシックバレエの
優れたところは

その運用方法が
道筋だって用意されている点
にもあると思います。

負荷を集中させない動きとは?

本来の使い方通りに使う
という書き方ですと
ある程度解剖学・運動学の
知識が必要になりますが

実際に曲に合わせて
リズムよく踊る上では

そのようなことを
考え、確認している余裕はありません。

簡単にできて
負荷を集中させず
フリーズ現象を起こさせない
動きとはどのようなものでしょうか。

バレリーナの
バレエ寿命を長くする
負荷を集中させない動き

一言で言うならば
「全身をうまく使った動き」
であると私は考えます。

もっと舞踊的に表現するならば
体全体で踊る
と言うような書き方になります。

これは、
単に動作を大きくする
または表現を大げさにする
と言うことではなく

遊んでいる部分を
減らすと言う意味です。

何か特定の動作をしている時に
緊張していない部分を
減らすこと

全身をうまく使った動きが
できるようになります。

「もっと力を抜いて〜自然に〜」
と言う指導傾向が強いように感じますが

もっと力を抜くのは
力が入りすぎている部分だけであり

全く力が入っておらず
リラックスというよりは
緩み切ってしまっている部分には

ある程度の緊張を保たせることで
結果的に動作は
全体的なものになります。

例えば、先ほどの
脚の力が抜けないバレリーナならば
脚以外のどこかに
緊張が過度に失われている部分が
ある可能性がとても高く

この時、
全身をうまく使える状況に持って行くには
脚を脱力させるのではなく
他の部分を緊張させてしまえばいいのです。

じゃあどこを緊張させればいいの?
というと
ほとんどの方が
レッスン中に指摘されていると思います。

お腹だったり背中だったり
お尻(認識によっては骨盤)など
胴体部分に意図的に緊張を入れる
やり方がバレリーナとの相性は良いでしょう。

連動性と相互性

このような考え方で

連動性と相互性を意識して
バレエの動きを観察してみると
より体系的にもわかりやすく

ご自分にぴったりな
改善例がわかるようになります。

ルルヴェ一つ取っても
頭部が屈曲位にあったり
前方に突出していれば
綺麗に上がりませんし

パッセの開きや安定を決めるのは
脚ではなく胴体部分です。

人間どうしても
動いてる部分ばかりに
集中してしまいますが
それは観客席の方の特権です。

動かしている側の人は
動いてない部分に
どのように負荷を逃がすか
という観点を持ち

負荷が少なく
長年の舞踊にも耐えられる
身体操作法を
身につけていきたいですね。

見解や理論を
長々と書きましたが

実際に行う操作は
整体施術でも舞台での舞踊でも
かなりシンプルです。

バレリーナの身体を
『使える』状態にする
施術ができるように
今年も精進していきます。

それでは今年も
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

お読みいただき
ありがとうございました。
御陰様です。

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