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公開日:2018年8月8日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらおバレエ整体院
院長の津端雄大郎です。

今回はバレエ整体において
超重要ポイントになる
ある種の「しつこさ」について
ご紹介いたします。

根気のない方と自信のない方は
ぜひご一読ください。

しつこい整体0

求められるボーダーラインの違い

一般的な整体に求められる要素を
一言で集約すれば
「良くなるか良くならないか」
に尽きると思います。

この
良くなるか良くならないかについての
ボーダーラインというものは
人によって微妙に異なりますが

日常に差し障りがない…

生活に差し障りがない…

仕事に差し障りがない…

趣味に差し障りがない…

一定のラインをクリアできれば
問題ないと言って
「差し障りがない」と思います。

例えば
前屈がすごく柔らかくなる
ですとか

開脚がすごく開くようになる
という要素は

その人が整体に来た理由にとっての
ボーダーラインよりも
ずっと上に位置する要素であり

前屈か硬くても
開脚が開かなくても
腰痛が発生しなければ
目的は達成したということになります。

治療という側面が
第一義に来る整体であるならば

その人にとっての
困ったボーダーラインを
突破することが重要課題になります。

人体の状態を数字化するのは
あまり適切ではないと思いますが
その人にとって体が

赤点(痛みや不具合で行動に問題がある状態)
じゃなくなること

整体に求められるところでしょう。

このような一般的な整体に対して
バレエの整体は
日常生活や仕事には
差し障りがない状態がほとんどです。

普段の暮らしでは痛みや不具合に
悩まされているわけでなく

バレエを踊っているとき
というごく限定的な場面での
悩みや問題がテーマになります。

そして、

一般的整体では
肉体の赤点を脱出することを
目的とするのに対して

バレエの整体はほぼ全員が
100点満点を目指してスタートします。

バレエを踊らない方にとって
バットマンが高く上がるとか
ピルエットが安定するということは

なんのメリットもありませんし
正直人生でそんな動きはまず必要ないでしょう。

しかしバレリーナにとっては
バットマンがたとえ1センチでも
高く上がるようになることは

大きなバレエ的メリットですし
ピルエットが安定することで
できる踊りの幅はどんどん広がります。

そもそもの話、

整体治療の体系が違うとも言えます。

これは、
どちらが良いとか優れている
とかの話ではありません。

学力をアップさせる塾と
受験のためだけの進学塾の違いに
似ているかなと思います。

 整体的な自由度の有無

しつこい整体4

施術マニュアルやガイドラインが存在する
複数店舗経営の整体院では
どうかは知りませんが
当院には整体のマニュアルはありません。

『オーダーメードの整体』という表現は
あまり好きではないので
その人の背景や状況に応じて
『臨機応変に』色々やっています

ただし、
バレリーナの整体

ことに
パフォーマンス向上のための整体では

『臨機応変に』色々行うよりも
バレエの動作に求められる要素に沿って
ある程度パターン化された
整体が非常に有効になります。

不具合をその人にとって
ベストなやり方で治すのではなく

バレリーナとして求められる動作が
できるようにする
というのが目的ですので

ハッキリとした指標やガイドラインが
どうしても生まれてしまうのです。

逆にいうと
『ここさえ押さえておけばイケる』
という要点が多数存在するので

バレリーナとしての能力を高めることは
ある意味でテクニック的に処理ができるのです。

先の段落で
『一般的な塾と受験専門の塾との違い』
という例えを出しましたが

バレエの整体というのは
体を良くするというより
バレエの能力を引き出すための
体系化されたノウハウですので

やるべきこと学ぶべきことは
自然と集約されて来ます。

ですので
バレエの整体は
一般的な整体に比べると
圧倒的に自由度が低いのです。

若干、
ルーティーンワークになりがちな側面もありますが
バレエのメソッドを無視していては
何も始まりません。

能力向上のためのプロセスはあるか

バレエ整体に求められる要素として
痛みや不具合の解消以上に
需要が大きいのは
「バレエのための能力向上」です。

柔軟性であったり、バランスであったり
審美性であったり、テクニックであったり
細かい部分は人によって違いますが

バレリーナの多くは
整体に対してバレエのための能力向上を
顕在的にも潜在的にも求めています。

その需要に対して供給が足りないというのが
バレエのための整体における現状だと思います。

バレリーナたちは
痛みや不具合を取ることだけでなく
その先の能力向上を求めていると
当院では考えます。

ですので
バレエ整体の過程の中には
痛みや不具合、筋力低下などを解消させる
治療フェーズと併せて

能力向上のために働きかける
改善フェーズを設ける必要があると考えます。
そしてバレリーナには

「治療フェーズよりも改善フェーズをやりたい!」

という声が圧倒的に多いのです。

解決策のない指摘はバレエ迷子への一歩

しつこい整体3

なぜこのように
『改善フェーズへの圧倒的な要望』が
発生するのかと言いますと

バレエの悩みを抱えるバレリーナが
どの方面や分野からもバレエ問題の
解決策を提示されていない現状があるため

であると私は考えます。

弱点・問題点・改善点を
指摘してもらう機会
たくさんあると思います。

時にはヒステリックに
お叱りを受けることもあるでしょう。

じゃあ具体的な解決策は?

というと
それを提示された経験がある方は
ほとんどいらっしゃいません。

もしあったとしても

体全体を使って!だとか

音楽をしっかり聞いて!だとか

もっと感覚的に!だとか

「ものすご~くフンワリとした指示」

であることが99パーセントです。

フンワリした仕様書ほど
厄介なものがないのは世の常識です。

具体的な解決策を提示できない指摘ほど
厄介なものはありません。

方向性だけを叩き折られ
正しい道筋を奪われたバレリーナは
最終的には能動的に身動きが取れなくなります。

何があっていて何が間違っているか
自分では判断がつかなくなり
結果として悪癖を
一層増強させるようになります。

踊れば踊るほど問題点を指摘されるので
「さっぱりわからん……」となりますし
本人の自信なんてバッキバキにへし折られます。

それでいて
コンクールで上位を目指そうだなんて
土台無理な話だと思いませんかね。

自分の踊りに確信も自信を持てないのに
伸びるわけがないでしょと私は思います。

ですので、
バレエ整体における処置は
この真逆になります。

問題点の解決策を

動作的な裏打ちの元に

指標や程度間隔に至るまで

超具体的に指導する

これがバレエ整体における

改善フェーズの要約です。

絶対に必要な『しつこさ』はあるか

しつこい整体1

では、
これらの改善フェーズに
一番必要な要素は何かと言いますと
私は『しつこさ』であると思います。

理論で詰める

何度も体験する

家でもやらせる

早くスタジオに行ってプレワークを行う

帰宅後のアフターケアやクールダウン

問題点と改善対象をリストアップ

目標の明確化とモチベーションの管理

これらのメニューを再三繰り返して
それでようやく身につく世界だと思っています。

正直に申し上げれば
バレエは突き詰めていくと
不健康な世界です。

バレエの動作はそもそも
自然な身体の運用ルールには
沿っていませんし

股関節や足首、脊柱にも
慢性的なストレスがかかり続ける舞踊です。

トゥーシューズの構造なんて
どう考えたって
足に良いわけないですよね。

ソロと群舞という両面性を持ち
完全な個人競技に比べて
精神的なストレスやプレッシャーも多くあります。

そしてより美しく軽く踊るために
思春期の女子に減量を指示します。

一番痩せない方がいい時期に

健康に良いスポーツとか
楽しい舞踊とかいう次元と一線を画すのが
クラシックバレエの世界だと感じます。

そういう厳しい世界で

能力を伸ばしたい

結果を出したい

生きていきたい

と決めたなら

ご本人には、ある程度
腹をくくってもらうしかないと考えてます。

努力しないと伸びないのは当たり前のことです。

正しい努力の方向と手段は教えられますが
最終的行動は本人次第です。

ですのでこちらとしては

「もうお腹いっぱい……

という状態でもガンガン押し上げて
詰め込んでいくスタンスを取ります。

しつこくアプローチをかけて
小さな裏目を全部潰していく

これに勝るバレエ戦略はないと自負します。

さて
この『しつこさ』ですが

一般整体の領域においては

ま・る・で無用の長物だと考えております。

ここまで
徹底的に管理して実践させるというのは

「健康のためなら死んでもいい!」

じゃありませんが
ある意味で不健康だと考えます。

ある程度のユルさを許容できるのが
本当の意味での健康に近いと思います。

ですので、一般整体の方には
こんなにしつこく関わりません。

患者さんか、クライアントか

このような哲学が背景にあるため
バレエ整体を受けられるバレリーナの方は
最初は患者さんとして対応させて頂きますが

改善フェーズにまで踏み込むと決められた場合

患者さんではなくクライアントさんとして
対応させていただくようになります。

言葉のニュアンスで
なんとな~く
察知していただければ幸いなのですが

穏やかに相手の不具合を治す役割から
時に鬼になって背中を後押しする役割に
クラスチェンジさせていただいております。

バレエで結果を出すために
グイグイしつこくいくということです。

できない動作をできるようにするために
しつこく動作改善を行うので
時として苦しい思いもするでしょうし

しんどいな~厳しいな~
コイツ本当しつこいな~と

思われることもあると思います。

でも、
そこまで徹底して
しつこくやらないと

伸びない勝てない芽が出ない
厳しい世界だとも思ってます。

しつこく
面倒を見てもらえなかったから
今、伸び悩んでるわけで

しつこく
背中とお尻を突かれなかったから
現状があるわけで

しつこくやった結果
ドロップアウトされた方を除く
ほとんどすべてのクライアントさんは
コンクールにおいて席次を伸ばしています。

しつこくやった結果

バレエ整体の継続施術が終わった後でも
良い習慣を身に残して
どんどんステップアップされている方が多くいます。

バレエ限定でならば
こういうしつこいスタンスの整体も
アリかな~と思います。

まだ先の話ですが
正直バレエ整体はしんどいので
来年をめどにバレエ整体のご料金を
値上げさせて頂きます。

詳細は決まり次第
ホームページにて告知いたします。

さて私は本編で何回
しつこく(しつこい)
書いたでしょうか。

このくらいしつこくやると
バレエのパフォーマンスはぶち上がります。

お読み頂きありがとうございました。

お陰様です。

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