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公開日:2017年3月22日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院バレエ外来
津端雄大郎です。

昨日は嵐のような雨でしたが
今朝は一転、清々しい好天となりました。
一日一日と春が近づいてきておりますね。

花粉症の方は
もう一踏ん張りだと思います。(スギの場合)
さて、今回は
「バレリーナの巻き肩(前肩)をどう捉えるか」
を投稿します。
ご一読ください。

巻き肩(前肩)をどう捉えるか

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巻き肩(前肩)とは、立った状態で
肩が前方に偏った状態を指すようです。

巻き肩と呼ぶ方もいれば前肩と呼ぶ方も
いらっしゃるので、両方記載しました。

よく「巻き肩(前肩)を改善したい」と
カルテに書かれる方が多いのですが

なぜ巻き肩(前肩)が発生するのか?
という点については個人差がかなりあり

「こうすれば改善する」
というアプローチは
一人一人微妙に違います。

体の部位がその位置に定位するには
大なり小なり理由があります。

単純に「偏っている」と
評価される部位は

全体でのバランスを取るために
一方向に移動しているだけに過ぎません。

ですので、
肩を気をつけよう!と心がけても、

全体のバランスのために
またその位置に戻ろうとするのは
ある意味必定と言えます。

そこで、巻き肩を引き起こす
外部要素の中でも
特に多いものをリストアップしてみました。

肩の力がなかなか抜けない方は
ちょっと離れた位置から
全体のバランスを再検討してみると
良いかもしれません。

下位の偏りからくる巻き肩(前肩)

下位の偏りからくる巻き肩(前肩)は
肩よりも下の部位でのアンバランスを
相殺するために起こるタイプの
巻き肩(前肩)です。

反り腰が強かったり
骨盤を水平に保てない人は

そのぶんの偏りを
より上位(ここでは肩)の部位で
逆方向に相殺させることがあります。

この場合の巻き肩・前肩は
潜在的に腰や骨盤周りにも
偏りがあり

その部分よりも肩の方が
目立っているので
「巻き肩・前肩である」
という評価を受けるようです。

重心から起こる巻き肩(前肩)

重心から起こる巻き肩(前肩)は
つま先方向に体重がかかる
「後方重心」が
顕著な場合に起こる巻き肩です。

体重をつま先側に大きく預けるために
肩や腕をスタビライザー(安定器)として
前方にせり出しています。

この場合、一生懸命肩を収めようとしても
却ってバランスが取れなくなったり

違う部分が偏りを起こしてしまったり
ドツボに入りやすいタイプの巻き肩です。

重心の偏りをもう少しマイルドにするか
その重心でも立てるように
パフォーマンスを上げるか

どちらかの選択が必要に感じます。

過剰な緊張から起こる巻き肩(前肩)

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過剰な緊張から起こる巻き肩(前肩)は

僧帽筋や肩甲挙筋と呼ばれる
肩や首に付着した筋肉が
恒常的に緊張し、脱力弛緩ができず
起こるタイプの巻き肩です。

常時肩に力が入っているタイプ
このタイプの巻き肩は
非常に多いように感じます。

ではなぜ僧帽筋や肩甲挙筋が
恒常的に緊張してしまっているのか?
と考えますと…

僧帽筋や肩甲挙筋は
比較的浅い階層に位置する
筋肉であるとされています。

浅い層が恒常的に緊張する時
深い層は恒常的に弛緩する傾向にあります。

外がカチカチ、中がフニャフニャから起こる
肩首の表面がガチガチ現象と捉えてみてください。

それでは中のフニャフニャを
ある程度硬くしなさい、と言っても
そう簡単に操作はできません。

深い階層の筋肉は、姿勢維持など
無意識的に作用するものが大半です。

なので姿勢を変えることがとても重要になります。

浅い階層と深い階層の緊張のバランスを
ちょうど良い水準にするためには
姿勢の位置取りがとても重要になります。

背筋の弛緩から起こる巻き肩(前肩)

前述のタイプによく似ているのですが
浅い階層・深い階層の問題ではなく

肩を下げるための筋肉が
恒常的に弛緩してしまっているタイプの
巻き肩(前肩)がこれです。

一言で言えば、背筋力が不足している状態です。

「もっと肩を下げて!」と言われても
本当に必要なのは背中周りの筋肉です。

大半の場合は肩を下げようと
肩周りを意識して
余計に肩に力を入れてしまうのが現状です。

背中周りの緊張弛緩が自在になれば
結果的に肩を下げる、落とせるようになります。

ただ、この筋肉はうつ伏せになって行う
狭義の「背筋運動」では鍛えることができません。

肩甲骨を引き寄せることの大事

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肩周り周辺の過緊張からくる
巻き肩・前肩を改善するために必要なことは
「肩甲骨を引き寄せられるようにする」
ことです。

肩甲骨と肩甲骨の間の部分を活用し
肘を後下方に引き寄せる筋力
実際に肩を下げる役目を担っています。

この引き寄せる動作ができないと
頸肩の痛みや、慢性肩こりなどの原因にもなります。

しばしば寝違えを起こす方は
ほぼ間違いなくこの動作が苦手です。

そして
肩甲骨を引き寄せられる、と思っている方でも

実際に動かすと
肩甲骨を「引き上げて」しまっている
ケースがとても多くみられます。

基本的に上に上がるように作られているので
肩周りの操作って結構繊細です。

バレリーナの首のテンション

肩甲骨の引き寄せがうまくできると
首(特に側面)に適度なテンションが
かかるようになります。

美しいバレリーナの首が
スッと伸びているのはこのためです。

逆に巻き肩の人には
この首のテンションがあまり発生しません。

「もっと首を長く!」と言われて
首を長くしようとすると
首は前に出るようにできています。

人体の相互作用は
中身の動きと外見の見え方が
だいぶ違います。

巻き肩・前肩にお悩みの方は
まず肘を引いて肩甲骨を引き下げてみてください。

うまくできて入れば首のサイドに
適度な緊張感が生じるはずです。

そしてその状態が、
様々な動作に展開する前の
バレリーナにとっての
ニュートラルポジションになります。

そのテンションを維持できて入れば
巻き肩・前肩は
自然と収まるところに収まるようにできています。

 

 

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