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公開日:2018年10月23日
最終更新日:2018年12月7日

 

お世話になります。

稲城ひらおバレエ整体院
院長の津端雄大郎央玄です。

今回のブログでは
バレリーナに多い体の歪みと
クラシックバレエ障害について
まとめてご紹介いたします。

最近、

●●という症状や
問題が出てきたのだけど
これはバレエの影響ですか?

という質問を多くいただくようになったからです。

併せて

●●という症状なのですが
バレエ整体ではどのように
施術していくのでしょうか。

という整体そのものに対する
質問もいただいております。

バレリーナに多い不調や体の歪み方と
その問題解決のために当院で
行なっている施術法をまとめてみました。

バレエの整体に興味のある方は
ぜひご参照ください。

バレエ障害まとめtop

バレリーナの体の歪みとは?

バレリーナ固有の体の歪みは
明確に定義されていません。

腰痛のバレリーナもいれば
捻挫グセのあるバレリーナもいます。

しかし、
専門的にバレリーナの整体をやっていますと
ある程度の『傾向』と『法則性』という
ものが見えてきます。

今回はその中で特に頻繁に診る機会のある
バレリーナに多く起こる
体の歪みとその施術例を
まとめていきます。

理解しやすくするために
整形外科的な正式名称ではない
記載をしているあります。

あらかじめご承知置きください。

バレエ側弯症

稲城ひらお整体院では
一般整体科の方で思春期の側弯症を
特に多く施術しています。

その兼ね合いもあり
『側弯症のバレリーナ』の方を
施術することが多くあります。

一般的の側弯症は
思春期に自然発生的にする
原因不明のものがほとんどだと言われています。

しかしバレリーナの場合は
この自然発生的な側弯症に加えて
不適切な動きでバレエを踊ることで

側弯症が悪化する
バレエ動作由来の側弯症を
起こしてしまっていることがあります。

特にクラシックバレエを始めてから
側弯症の症状が出てきたり
体が明らかに片方に曲がってきた場合

ほぼ間違いなくバレエ側弯の
影響があると考えてよいでしょう。

特にレッスン量が多く内容もハードな場合は
加速度的に悪化していくので
熱心に練習している方ほど
悪化がひどく進行が早い傾向にあります。

最終的には

「バレエを続けるか、やめるか」

というところまで
追い詰められてしまうことも
少なくありません。

なぜバレエ側弯が起きるのか?

なぜバレエ側弯が起きるのか
と根本的な原因を考察して見ますと
様々な要因が検討されますが

特に強く影響しているのは
3番、4番、5番ポジションでの

『左前と右前での差』

ではないかと考えられます。

右前と左前で異なる身体操作をしている場合
骨盤の傾きや背骨の偏りが発生します。

この繰り返しによって
体が側弯症のように
歪んでくるパターンが
一番多いと感じます。

バレエ側弯の整体施術

右脚と左脚の動作及び動作処理に
差がありすぎることが根因ですので

多くの場合は、
股関節の可動性や寛骨(骨盤)の回転性を
整体施術することになります。

必要に応じて足先まで調整していきます。

また多くの場合、
すでに発生してしまった
側弯への施術も必要になりますので

腹部をはじめとした体幹部への整体や
軸の再設定、重心の見直しなども
並行して行います。

『右と左の動作が限りなく近くなればいい』

という考え方で施術すると結果が良いように感じます。

バレエ側弯の整体は
私の整体法の得意分野が
全部詰まっている症状です。

O脚とX

バレエ障害まとめ3

続いて多いお悩みはO脚とX脚です。

この件に関してはバレリーナだけでなく
一般の方からの問い合わせも
非常に多くいただきます。

バレエの整体をやっていると
O脚やX脚をたくさん診ている
イメージがつくのかもしれませんね。

さてO脚とX脚と言いますと
それぞれ相反するような
歪み方と思われるかもしれませんが

機能的にO脚に近いX脚や
逆にX脚に近いO客などもあり

O脚とX脚を分けて考える必要は
整体施術的にはあまりないと考えます。

O脚とX脚の原因は?

O脚やX脚の原因は
内転筋の筋力低下や
足首の角度の偏り
歩き方、立ち方などが考えられます。

ただし根本的な原因を一つに絞ることは
O脚もX脚も難しいと言えます。

個人的には
「なぜ歪んだか?」と
考えることもある程度は
大切だと思いますが

O脚X脚の整体施術の場合は
関連要素がとても多いので
「いかにI脚へ持っていくか」
を考えた方が合理的だと思います。

O脚とX脚の整体施術

足首 – 膝 – 股関節

これら三部位の整合を取ることが
一番重要になります。

整体施術において
O脚とX脚を細かく区分する必要性は薄い
と書きましたのは

どちら側に歪んでいても
どちら側に曲がっていても
整えるべきゴールは同じだからです。

ゴールは概ね一緒ですが
人によって整える場所が変わります。

ですので、OX脚の整体は
その人によって行うべき術式が
かなり異なるものになります。

足首優位型と股関節優位型で
アプローチは変わります。

人によっては上半身への介入をしたり
食事など生活習慣の指導を行うこともあります。

お受けになる患者さんが
お子様であることが多いためか
OX脚の治療に関して

「足の矯正って、痛くないですか?」

と問い合わせを頂くのですが
関節をグイグイ押したりはしないので
ほとんど痛くないです。

多少ストレッチ感があるものもありますが
全体的にかなりソフトです。

反り腰と出っ尻

バレエ障害まとめ10

反り腰と出っ尻は
バレリーナの悩みで
ダントツに多いものです。

ただほとんどの場合で
反り腰も出っ尻も
疲れやすい程度の影響はあれど
深刻な痛みや骨の変形などを
引き起こしはしません。

ですので、冒頭に書いた
バレエ側弯ほどの深刻さがないことが多く
ずっと悩んでいるけれど
具体的な対策をとっていない
というケースが大半のように感じます。

これはとても勿体無い話で
反り腰と出っ尻を直せば
バレエパフォーマンスは
全体的に大きく底上げされます。

股関節の可動域と脚の角度が
大きく上がるからです。

個人的な見解ですが
反り腰は間接的な腰痛の原因にはなれど
直接的な原因にはなり得ないと考えています。

逆に書きますと
反り腰出っ尻=腰痛ではなく

反り腰出っ尻による構造的ストレスが
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の
遠因になる可能性があるということです。

今は深刻ではないけれど
いつかは対処したい
バレリーナの目の上のタンコブですね。

反り腰出っ尻の原因は?

ご同業の方のブログやホームページを見ていると
反り腰や出っ尻は腹筋不足で発生する
という意見が多いように感じます。

この辺の違いは考え方や
使っている整体法のバックボーンに
よりけりなのでしょうが

私は、特にバレリーナの場合は
重心コントロールがうまくできていないから
反り腰出っ尻になってしまうと考えます。

まっすぐ立てる位置をキープできないから
反り腰や出っ尻になるという論です。

ちょうどいい場所に立てない原因は
腹筋背筋不足じゃないの?と
思われるかもしれませんが

絶対的な筋力ではなくて技術的な側面が
強いように思われます。

腹筋運動を何度も繰り返して
腹直筋を強くするよりも
ちょうどいい位置に立ち続ける訓練をして
まっすぐ立つことに慣れれば

反り腰や出っ尻の根本的な原因は
自然解消するのではないでしょうか。

反り腰出っ尻の整体施術

一番大事なことは
立ち方を覚えて頂くことです。

こう書くと、施術というよりは
なんだかレッスンっぽいですね。

実際には
反り腰出っ尻用の整体法があります。

技術的な問題以外にも
『まっすぐ立てない理由』
というものがあります。

いくら正しい立ち方をアナウンスして
習得してもらっても
まっすぐ立つのが大変な状況では
なかなか定着しません。

そのため
正しい立ち方を覚えて頂くことと並行して

『立ちやすい体』を作ります。

尊星弓月之活
(そんじょうきゅうげつのかつ)
という猫背や姿勢不良特攻の整体法があります。

反り腰出っ尻はこれが一番早いです。

外反母趾

バレエ障害まとめ9

足の親指側にだけ負荷が集中し
MP関節と呼ばれる
指の付け根の関節部分が
変形してくる症状です。

トゥシューズを履いて踊る
クラシックバレエでは
ある程度足指の変形は
避けられないのが現状だと感じます。

また、生まれ持った足の形や
骨と関節の強さの個人差もあります

外反母趾になりやすい足
比較的なりにくい足というものもあります。

ですが、
親指が人差し指と
交差してしまうような強度の変形や
痛くて踊れないほどの強い炎症は

しっかりと対応すれば
回避することが可能です。

足首の支持力を引き出す

クラシックバレエを踊っていて
外反母趾を悪化させてしまう方の
特徴として足首の支持力が弱い
という一面があります。

具体的には、フレックスの筋力となる
前脛骨筋の筋力低下がよく見られます。

この状態では足首での支持力が
大幅に低下しているため
トゥにかかる剪断応力(引き裂く力)
は大幅に強くなります。

脚が不安定な低めのイスを
想像してもらうと
わかりやすいと思います。

この例でいうと脚のぐらつく部分が
外反母趾が発生する
親指のMP関節ということになります。

外反母趾の進行を止めて
痛みやアンバランスを解消するには

局所である親指のMP関節の調整と
並行して、足首の支持力の回復が
とても重要になると考えられます。

アイシングの重要性

外反母趾が進行する際
患部であるMP関節には
局所的な炎症が発生します。

この熱性によって
関節や骨の融解・変形が
加速すると言われています。

ですので
痛みの有無を問わず
外反母趾で悩んでいるバレリーナは

ポアントレッスン後は特に
局所を冷却する必要があります。

しかし、外反母趾を理由に
来院されたバレリーナのほとんどは
患部の冷却を行なっていません。

アイシングをしっかり行うことで
疼痛回避によるさらなる悪化を
防げるというメリットもあるので

外反母趾で悩んでいるバレリーナは
まずアイシングを開始しましょう。
氷のうやコールドスプレーなど
グッズを用意してもいいですが

ケーキを買った時についてくる
小さい保冷剤で十分です。

凍傷にならないように
さっと水で表面を洗ってから
患部に当てて固定しましょう。

時間は15分も行えば十分です。

扁平足と開帳足

バレエ障害まとめ2

扁平足と開帳足は
足のアーチ構造の問題です。

バレエ的には『甲』と
呼ばれる重要な部分の問題ですので
この症状で悩まれる方は少なくありません。

扁平足とはかかとから爪先までのラインで
開帳足とは親指から小指側のラインで
それぞれアーチ(弧線)が消失する症状です。

これらの症状は併発することが多々あります。
人間の足は縦横に瓦状の構造を持っています。

このカーブがなくなり
地面にペタンとついてしまうと
扁平足や開帳足となります。

足の裏の持つクッション性が失われ
痛みを感じたり疲れやすくなるという
デメリットがあると言われています。

また、足底部が常に圧迫されるため
しびれや冷感を訴える方もいます。

扁平足のバレリーナは甲が出ない?

扁平足のバレリーナは
甲が出しづらい傾向にあります。

扁平足になりやすい足というのは
甲出しに必要な筋肉群が
失調している足であるためです。

逆に言いますと、
扁平足改善のためのアプローチをすると
甲が出やすくなるという嬉しいメリットも
期待できます。

さて、この扁平足は
バレリーナにとっては
痛む・疲れる・甲が出ない
デメリットの塊のような症状です。

しかし、
扁平足をデメリットとして
認識しているバレリーナは
あまり多くないように思います。

また、扁平足を悪化させやすい
立ち方や踊り方というものは
確実に存在します。

その動かし方では甲が出しにくく
バレエを踊る上でメリットはありません。

扁平足の中には痛みや疲労感を
感じない例もありますので
気にならない方も多いでしょうが

バレエパフォーマンスを向上させるならば
扁平足の改善はかなり大きなウエイトを占めます。

開帳足のバレリーナはポアントが弱い?

扁平足ほどではありませんが
開帳足のバレリーナも少なからずいます。

開帳足のバレエ的デメリットは
ポアントポジションでの
安定力やコントロール性の低下にあると考えます。

縦アーチ以上に横アーチの強さが
ポアントで立った際に
要求されるように感じます。

バレリーナが全体重を預ける
自分の甲を立体化させるためには
縦アーチと横アーチと
『筋交い』のような役割が必須です。

特に横アーチが弱いと
トゥが潰れてしまう傾向にあります。

ポアントポジションでの
安定力を高めたい方は
開帳足になっていないか
チェックしてみてください。

開帳足に関する構造的な細かい情報は
多数ネットにありますので
ここでは割愛します。

扁平足開帳足の整体

扁平足や開帳足の整体法は

立位バランスの再構築
足底の荷重面の調整
足首の動作パターンを変換

この三つが重要だと当院は考えます。

わかりやすく書くと

立っている時のバランス、
足にかかる体重の位置、
足首の動かし方の逆転、

これらを変えるということです。

扁平足の特攻整体は
結構ご同業の方からも
珍しがられることが多いのですが
上記の調整を行うと
足の形からしてだんだん変わってきます。

特に3番目の足首の動作形の変換は
非常に重要になります。

これをやらないと
いくらアーチを調整したところで
歩いてもらった瞬間に崩れます。

股関節障害

バレエ障害まとめ6

足や膝の障害に並んで多いのが股関節障害です。

ターンアウト、バットマン、パッセと
バレリーナは股関節を縦横無尽に動かします。

その際に、
股関節が大きな動きをつくる上での
要点となります。

クラシックバレエは非常に
股関節に負荷をかける舞踊です。

深刻な損傷に発展する前に
「なんかヘンだな……
という黄色信号の段階で
早めに対応を始めましょう。

クリック現象について

特に問い合わせが多いのは
クリック現象(断髪股)で
脚を動かすとコキコキ
音がしたり、しなかったりする
というものです。

痛みを伴ったり
可動制限が発生しているものは
股関節運動の問題がある
考慮されますが

痛くも動かなくもないけど
音がするというクリック現象は
「放っておいていい」
という見解が主流です。

一説には関節を腱が乗り越える際に
発生するとも言いますが
クリック現象が起こるバレリーナは多く
そのほとんどすべてが予後良好です。

また一部のクリック現象は、
バレエの動き方を少し変えると
消えてしまう例もあります。

ターンアウトや立ち方が
あまり好ましくない方に
この傾向が強いように感じられます。

入り口は包内運動障害

足がなんとなく引っかかる、
ターンアウトしにくい、上がりにくい
踊ると微妙な鈍痛がある、など

劇的ではないけれども
微妙に困る股関節症状を
体験したことがあるバレリーナは
かなり多いのではないでしょうか。

これらの微妙な症状のほとんどは
股関節の包内運動障害であると
考えられています。

包内運動障害とは
股関節や大腿骨頭に損傷はないものの
関節内部での運動に
エラーが発生している状態です。

例えるならば
イヤホンのコードが
ポケットの中で
引っかかってしまっている状態です。

イヤホンのコード(大腿骨頭)も
ポケットの中(股関節)も
壊れていませんが

中で引っかかってしまうと
うまく動かすことができません。

ほとんどの股関節障害は
この包内運動障害から
始まると言われています。

イヤホンのコードが
ポケットの内部で
引っかかったまま引っ張ったりしながら
ずっと使い続けたらどうなるでしょう。

おそらく、コードがダメになるか
ポケットの中が切れるでしょう。

これが実質的な股関節障害にあたります。

実質的な股関節損傷が起こる前に
包内運動障害の段階で
すぐに手を打っておきたいのです。

内部の引っ掛かりさえ
スムースに解消できれば
あっという間に終わります。

うまく決まれば1分かかりません。

バレリーナの股関節障害の大半は
この状態が発生しても
騙し騙し踊り続け慢性化し
関節障害や組織損傷に至るケースです。

自然解消することもありますが
定期的に踊り続けるバレリーナの場合は
率先して治療することを強く推奨します。

股関節包内運動障害の整体

股関節包内運動障害の整体は
非常に便利な術式があります。

関節リラクゼーションという
操作法で関節内部の運動障害を
するりと抜く手法です。

特に私は肩よりも股関節の
関節リラクゼーションが得意なので
包内運動障害にはまずこのやり方を選びます。

膝のねじれ

バレエ障害まとめ3

バレリーナの膝トラブルは
膝の形が汚くなった、
変形が目立つようになった
という審美性の問題から

膝の内側の痛み外側の痛み
膝のお皿周りの腫れなど
疼痛や障害にまで多岐に渡ります。

これらの問題に共通する点は
「膝のねじれ」です。

内側、外側、内倒れ、外倒れと
ねじれる力がかかる方向によって
起こるトラブルは変わります。

よくある例を以下にまとめます。

膝の内側の痛みに多い鵞足炎

バレリーナの膝の内側に好発する
痛みの一つに鵞足炎という症状があります。

鵞足とは部位の名称で
膝の内側にあり様々な
筋肉の腱が付着しています。

この部分の形が
鵞鳥(ガチョウ)の水かきに
似ているということで
鵞足と呼ばれているとのことです。

この鵞足部に炎症が起こると
鵞足炎という症状になります。

様々な動きに干渉する部分ですので
程度によってはバレエ動作だけでなく
日常生活にも支障をきたすことがあります。

股関節からではなく膝から
ターンアウトしているバレリーナは
鵞足炎になるリスクがとても高くなります。

膝は本来ねじる能力が弱い関節です。

そこがターンアウト動作の起点となると
ねじれない部分を無理にねじることになり
関節や軟部組織にトラブルが発生します。

その最たる例が鵞足炎です。

膝の外側の痛みに多い腸脛靱帯炎

バレエ障害まとめ7

バレリーナの膝の外側に好発する
痛みの一つに腸脛靱帯炎という症状があります。

腸脛靭帯とは骨盤からスネの外側に及ぶ
とても長い靭帯で足の外側を支えています。

この部分に炎症を起こすと
腸脛靭帯炎という症状になります。

腸脛靭帯炎は
別名ジャンパーズ・ニーと呼ばれ

ジャンプを繰り返す
バレーボールプレイヤーなどに
好発する症状です。

バレエも飛び跳ねる動作が多く
腸脛靭帯炎を起こすリスクは
比較的高い舞踊と言えます。

腸脛靭帯炎は内足傾向で脚の外側に
テンションがかかりやすいバレリーナ

また

股関節の運用が苦手でショックを
全て脚で受けてしまうバレリーナに
多く起こるように感じられます。

腸脛靭帯は走行距離も長く
面積も大きく結果として
脚の支持力に大きく寄与している
部分ですので

ここを損傷してしまうと
バレエ動作にかなり制約が生まれます。

バランスキープなど
とてもやりづらくなるでしょう。

上記の鵞足炎とともに
早期に治しておきたい
バレエ症状だと言えます。

とにかく脚が太くなる

リアルなバレエの膝周りのお悩みで
ダントツ1位はこの
『脚が太くなる』でしょう。

過去のポストでも
なんども考察していますが

バレリーナの脚が太くなる仕組みは
脚の肥大というよりは
大腿前面の扁平化である
私は考えます。

脚の前側(大腿四頭筋)ばかりに
負荷がかかり、発育し
脚の内側(内転筋群)や
裏側(ハムストリングス)は
あまり発育していないと
特に脚の前側が誇張されて見えます。

そうして前側だけが突出して成長すると
脚が太く平たく見えてしまいます。

ですので
脚が太くなって悩んでいるバレリーナは
前にかかる負担を内側と裏側に
分散させるしかないのです。

間違っても、
ただ運動量を減らしたり
安易なダイエットを行ったり
しないようにしてください。

たとえ前腿の太さが以前と同じでも
脚の内側、裏側、そしてお尻の
筋肉が発育していけば
とてもバランスの良い脚に見えます。

人間の視覚はいい加減なものです。

脚が太いと言われるバレリーナの悩みは
絶対的な細さ太さではなく
そのバランスに問題の本質があります。

オーバーワークについて

バレエ障害まとめ4

かなり長くなってしまいましたが
ここまでバレリーナの歪みと
バレエ障害について大まかに
まとめてみました。

一言にバレエの障害や
バレリーナの体の歪みといっても
細かく分けていけば
上記以上の分類と考察ができます。

バレエ障害を克服・解決していく上で
『とりあえずバレエを休んでください』
という対応は必ずしも適切ではない
当院は考えます。

オーバーワークによる
体の歪みやバレエ障害が
ないというわけではありませんが

当院に来院される方の中では
半分より少ないでしょう。

バレリーナの体の歪みや
バレエ障害についてまとめていく上で
オーバーワークについての考察を行います。

練習量の問題でないことも多い

例えば週7日、1日も休まず
バレエのレッスンをしている方も
少なからずいらっしゃいます。

複数のクラスやお教室を掛け持ちし
ご自身の公演プラス教えなど
睡眠時間を削って活躍されている
バレリーナも存じ上げています。

これくらいご多用な方でしたら
単純にオーバーワークという
見方をしても差し支えないでしょう。

しかし、
大半のバレエ障害や体の歪みは
練習量の多さで決まるとは考えにくいです。

趣味的に週に1回程度短い時間踊る方でも
バレエ障害やバレリーナ固有の歪みを
起こすことは多々ありますし

休みなく踊り続けていても
不調ひとつない方も
たくさんいらっしゃいます。

年齢や経験にあった練習量を

レッスン量の多さが
絶対的な原因とは考えにくい

とは言え、
慣れや経験という要素は軽視できません。

ある程度長い年数バレエを踊っている方が
ハードにレッスンをこなすのと

最近始めた方がハードスケジュールで
同様に行うのでは

体の適応力や筋肉や運動神経の
疲労度が全勢違います。

また、
バレリーナの年齢や発育も
練習量の多少に大きく関与します。

まだ体が十分に出来上がってない段階と
大人と同じような骨格バランスに
なっている段階とでは
体が許容できるキャパシティも異なります。

まだ発育中のバレリーナは
発表会や(プレ)コンクール前に
練習過剰になる傾向があり

その際にバレエ障害や体の歪みを
引き起こすことが多いようです。

負荷の集中が問題になるケースが大半

キャリア、年齢、そして個人差と
要素は色々考えられますが

大半のバレエ障害や
バレリーナの体の歪みは
負荷の集中によって
引き起こされると考えられます。

これは、
練習量というよりは
運動の質の問題であると
言い換えることができます。

成長期のお子様の
練習量を増やすのが心配
というご相談を受けることが
多いのですが、

レッスン量を
段階的に増やしていくぶんには
あまり問題はないと思います。

ただ、
身体運用があまり上手じゃない方が
レッスン量を増やすと
一気に体に出てくることがあるので

その辺はよく注意してから
練習量を増やした方がいいでしょう。

バレリーナの歪みとバレエ障害のまとめ

バレエ障害まとめ1

一言にバレエ障害、
バレリーナの歪みといっても
幅が広く背景まで考えると多岐に渡ります。

ターンアウトが開かない、
ポアントポジションがうまく立てない、
脚が太くなる、

などのお悩みは特に多いのですが
それ以外にもバレエが直接ないし間接の
原因になって起こるトラブルは存在します。

こんな症例があるんだ、
ですとか

こういうところを改善すればいいのね、
というような

『まとめ』を作ってみたいと思い
今回の記事を書いてみました。

結局のところは
実際に見てみないと
なんとも言えないのが実態ですが

少し知識が入るだけで
不安や心配は薄くなるので
よろしければご活用ください。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

お陰様です。

津端雄大郎央玄

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