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公開日:2017年7月31日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院バレエ外来
院長の津端雄大郎です。

本日は
バレリーナの股関節の負荷を減らすには
を投稿いたします。

多くのバレリーナが持つ
共通したバレエの悩みである
股関節のトラブル。

心当たりのある方はご一読ください。

◎人体構造上、ターンアウト位は負荷がかかる

中臀筋のイラスト

まず最初に
人体の構造上の都合で
股関節には若干の角度がついており

ターンアウト位では
ある程度の負荷が

かかってしまう
という点をご理解ください。

『股関節は自然位では若干内股』
となっていますので
意図的に外に向ける動作というのは
ある意味で不自然な動作です。

この、ターンアウトの際に
かかる股関節への
負荷・負担を限りなく小さくしていくことが
とても重要になります。

そのためのバレエの動作改善ですが
バレエの動作改善と並行して

行っておきたい調整が
いくつかあります。

これは
クラシックバレエに
限った話ではありませんので

他の舞踊を踊られる方でも、
スポーツをされる方でも
同じようなアプローチが有効だと私は考えます。

◎股関節6方向動作の釣り合いを保つ

股関節には大別して6方向の動きがあります。
それは屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋
6動作です。

この6動作6方向に
不具合なく自由に動かせる状態と
6動作6方向への筋力を発揮できる状態を
保つことがとても重要になります。
以下に、股関節の動きと
バレエ動作の特性との関係性について
簡単にまとめます。

屈曲・伸展

屈曲は膝が胸に近づく方向
伸展はその逆の動きです。

クラシックバレエでは伸展方向への動きを
多分に求められる一方で
『屈曲方向への筋力失調』を起こしている
バレリーナが多く見受けられます。

大腿直筋、腸腰筋、大臀筋、ハムストリングス
などの筋力の釣り合いが取れていないケースです。

外転・内転

外転はまっすぐ立った状態で
片足がもう片足から離れていく横への動きです。
内転はその逆の動きです。

クラシックバレエでは
外転動作は極端に多くありませんが
この外転の作用を起こす外転筋群を
多用するという特徴があります。

そのため動作的には頻発ではないにしろ
外転及び内転動作に問題を起こすケースが
とても多いように感じます。

特に中臀筋の筋力失調が多いようです。

外旋・内旋

外旋はまっすぐ立った状態で
つま先と膝がそれぞれ外側を向く動作、
内旋はその逆です。

ターンアウトは厳密に言えば
単なる外旋ではありませんが
もっとも近しい動きの属性で言えば
「外旋」動作になります。

そのため、外旋動作への
股関節の偏重が起きて
内旋動作(つま先や膝を内側に向ける)に
失調を起こすバレリーナがとても多いです。

梨状筋や外旋六筋と呼ばれる
比較的深層部分の筋肉を失調するケースが
よく見受けられます

普段あれだけ柔らかいのに
股関節を内側に向けるのは全然動かない…
というバレリーナは黄色信号点滅中です。

◎包内運動を円滑にする

股関節の可動域と筋出力と
分けて考える必要があるのは
股関節の包内運動です。

包内運動とは関節の中にある
関節包という袋の中で起きる

関節の転がり、滑り運動です。

動作の偏りがあったり
オーバーワークを繰り返すと

この関節の内部での動きが
うまくいかなくなり

股関節の可動域や柔軟性に
悪影響を与えます。

体の柔らかいことのおおい
バレリーナにはあまり関係のない
問題のように思われがちですが

股関節の包内運動障害を起こしている
バレリーナはとても多く

悪化すると、単なる引っ掛かりではなく
関節内部を損傷する障害へと繋がります。

単純に股関節が柔らかいことと
包内運動が成立しているかどうかは
全くの無関係ですのでご注意ください。

◎内部へ作用するアプローチを行う

筋力、可動域、包内運動を
しっかりとフォローした上で
どうしても欠かせないのが
股関節内部の回復を促すアプローチです。

筋力が復活して、可動域が広がって
転がり滑り運動が成立しても
蓄積されたダメージそのものが大きければ
なかなか難しいところがあります。

筋肉や骨へのアプローチでは
関節『内部』への治療効果は
あまり期待できないのが正直なところです。

◎筋骨格系『以外』への治療

稲城ひらお整体院では
妙見活法という整体治療を行なっています。
全国に妙見活法協会会員の先生が
多数いらっしゃいますが

稲城市の整体院及び
バレエ専門の整体院では
妙見活法による整体を行なっているのは
当院だけです。

もともと筋骨格系ベース、
運動学ベースの整体を行なっていた私が
この活法整体を習い始めた理由は
『筋骨格系の整体の限界』
を感じていたからです。

◎活法整体と股関節障害の相性

活法整体に詳しく書くと
かなり長くなりますので
かいつまんでお伝えしますと

この妙見活法という古伝の整体法は
筋骨格を狙うものではありません。

古伝整体法ならではの
解剖学とも運動学とも違う
独特の術理があり

新鮮な捻挫や関節内部の損傷など
筋肉や骨の動きを
正してもどうしようもない症状に
効果を発揮しています。

筋力を整えて、関節の動きを出し、
内部の運動性を確保した上で

「関節内部そのものに回復効果を出させる」
上で、活法整体は非常に活躍します。

本番直前に負傷してしまったバレリーナには
最高に相性がいい治療法です。

◎負荷の少ない動作体系に変えていく

その一方で
ロジカルに、物理法則に基づいて
動き方のパターンや質を
変えていく作業も必要だと考えています。

同じように見える動きでも
動作の処理の仕方によって
その負担やダメージが劇的に変わります。

例えば
パッセを例に取っても

あげるのか、引くのか、上なのか、横なのかを
認識して動作することで

股関節にかかるバレエ動作によるストレスを
最小限にまでコントロールできます。

ガンガン使ってガンガン治すという
アプローチでも良いのですが

ダメージそのものを小さくするという
考え方も必須なのではないかと私は思います。

◎バレリーナの股関節はメンテナンス必須

本心を申し上げれば

痛みがあろうとなかろうと
バレリーナの股関節には
メンテナンスが必須だと考えています。

クラシックバレエのメソッドは
とても完成された素晴らしいものですが
人体的に考えればどうしても
不自然な動作であることには変わりありません。

股関節がバレエを踊る上で
丁度良い状態になっているということは
ある意味、本来のバランスから見れば
『偏っている』状態ですので

比較的大きな問題もなく
順調に踊っていたバレリーナが
ある日突然、股関節のトラブルに
見舞われるというのは

それまでの負荷の伏線を考えれば
別段珍しくも
おかしいことでもないと思います。

『特に当院を贔屓にしてくださるバレエのお客様』
には

痛くなく、問題も感じない状態でも
定期的にメンテナンスをするようにと

お節介な話ではございますが

常々申し上げています。

一般の人ならば、
体が痛くなったり辛くなったり
あるいはその兆候が見えた段階で
施術を受ければいいと思います。

しかし
バレリーナは一般の人ではないと
私は考えます。

美しく完成されているが、非自然的な動作を
普段から繰り返し行なっているということを
よくよく認識したほうがいいと思います。

とは言え、
あんまり脅かすと不安になるので
基本的にはあまり言いません。

バレリーナならちゃんとメンテしてね、
というお話でした。

◎性差、ホルモン、年齢の影響もある

股関節障害は圧倒的に女性に多い傾向があります。
ホルモンの影響や年齢の影響もある症状です。

バレリーナは成長期である思春期に
細さ・軽さ・美しさを追求するために
過度のダイエットを行う傾向があります。

そのため
同年代の一般の女性に比べて
ホルモンバランスが不安定だったり
骨密度が安定しない傾向にあります。

このような要素も
バレリーナの股関節の負荷を大きくする
一因であると考えています。

クラシックバレエの美しさ、力強さ、優雅さは
股関節を活用しきれるかどうかに
拠るところが大きいでしょう。

いいバレエを踊ろうとすれば
股関節にはどうしても負荷が生じます。

逆に、負荷が全くかからない場合
それはクラシックバレエの操作法的に
ちょっとよろしくない可能性さえあります。

バレリーナのピークの寿命が短いのは
あまり表に出ない苛烈な側面が
強く関わっていると思います。

ある日突然、
股関節が悲鳴を上げないように


バレリーナは
股関節の負荷を最小限にする

努力をする必要があります。

お読みいただきありがとうございました。
御蔭様です。

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