バレリーナの膝が故障しやすい理由
カテゴリー:バレエ整体
こんにちは。お世話になります
稲城ひらお整体院バレエ外来
津端雄大郎です。
明日は台風が上陸するということで
今から少し気が重いです。
小田急線(とくに多摩急行)頑張って欲しいです。
本日はバレリーナの膝が故障しやすい理由について書きます。
ねじるターンアウト動作
ターンアウトを行う際に全身の整合が取れていない場合
体のどこかに歪みが生じることは、かつての投稿で書きました。
この状態を一言で表すならば「ねじる」という言葉が
ぴったり合うように思います。
捻ったターンアウトは障害を発生させやすい動作です。
様々な部位にストレスをかけてしまいます。
その中でも特に膝周辺はストレスの影響を受けやすく
機能や柔軟性を損なうだけでなく
長期的には膝の形や見た目を崩してしまいます。
なぜ膝にストレスが集中しやすいのか?

膝は関節の構造的な理由から
回旋性がほとんど無い(ひねる機能を持たない)
部位です。この部位に対し、不完全なターンアウトにより
生じた「ねじる」力がかかります。
膝はひねる、回す機能がほとんど無い部位ですので
その方向に対する関節の「遊び」がとても少ないのです。
ももとスネを結ぶ膝は靭帯と呼ばれる
硬い組織で前後左右を保護されています。
また関節の動作を滑らかにし、ショックを吸収する
ための半月板というプレートを中に挟んでいます。
ひねる遊びの無い膝にかかったねじる力は
こういった靭帯や半月板といった組織へと逃げてしまいます。
このようなストレスが継続してかかることによって
膝障害が発生します。
同時にひねる遊びが無いということは
構造が安定してしっかりしているということでもあります。
つまり膝はショックを受け取りやすい場所でもあります。
このような理由から膝はストレスが集中しやすい場所だと言えます。
膝は代謝性が低い
一般的に膝は冷たい関節と呼ばれます。
大きな骨と靭帯や軟部組織によって構成されていて
血流量が少ないためです。
血流量が少ないということは回復までに
時間がかかるということでもあります。
膝に比べて筋の損傷の方がはるかに
治りが早いのは血流量が多く、代謝性が高いからです。
組織破壊に至ると外科領域
完全にパーツが壊れてしまうと、膝障害は
一般的に観血手術を伴う外科領域の範疇へ移行します。
内視鏡オペが主流ですのでそこまで大掛かりなものではありません。
が、やはり皮膚を切開しないで済むならば
それに越したことはないでしょう。
オペはもちろん、アフターケアやリハビリまで含めると
完全復帰には時間がかかります。
膝以外にも言えることですが
組織破壊の手前で食い止めることが
早期回復・復帰の秘訣です。
具体的な治療方針
一般的に整形外科的な治療方針ですと
まず真っ先に「減量」が挙げられます。

荷重関節の負荷を減らすには確かに重要です。
しかし減量が必要なバレリーナはほとんどいません。
また減量のために過剰な食事制限をして
筋力低下を起こしてしまっては
元も子もありません。
ですのでバレリーナの膝の治療は
・膝の負担を分散する
・他部位の機能を高める
・膝周りのズレを整合させる
この3点に集約されると考えています。
本心としては下半身にかかる負担の総量を
減らすのが良いのですが、バレエを踊る以上
この取り組みは少し難しいかと思います。
(もちろん多少の制限は必要ですよ)
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