体の硬さと弱さの違い
カテゴリー:整体概論
こんにちは。
お世話になっております
稲城ひらお整体院バレエ外来
津端雄大郎です。
年末年始はコンクールや発表会が多く
お陰様で平素よりも忙しく、
ブログへの投稿頻度が若干低下しております。
当ブログ継続してご覧いただいている方には
ご迷惑をおかけいたします。
本日は
体の硬さと弱さの違い
を投稿します。
ご一読ください。
Contents
硬さと弱さの違い
バレリーナの体を部位別に考えた際に
その部分が硬いのか、弱いのかで
アプローチ方法がかなり変わってきます。
硬いというのは周辺組織などの
柔軟性が低下している状態で
オーバーワークや負荷の集中などが
原因として考えられます。
弱いというのは周辺部位の
筋力が低下していたり、
支持力が低下している状態で
コンディションの悪化による
機能の低下・失調を意味します。
硬い状態が長く続いて、
弱い状態になるケースが一番多いです。
硬い状態へのアプローチ

硬い状態へのアプローチは
基本はストレッチ的な思考に基づきます。
別にストレッチではなく整体でも
マッサージでも鍼灸でも構いません。
もちろんやりすぎはご法度です。
組織損傷を起こしたり、
局所痙攣を起こしたりします。
弱い状態へのアプローチ

弱い状態へのアプローチでは
ストレッチやマッサージなどは
あまり優先されません。
もっとも大切なことは
安全に負荷をかけて
低下した機能を再度回復させる
ということです。
リハビリ、というイメージが
ぴったりくるように思います。
大怪我をしたわけでもないのにリハビリ?
と思われるかもしれませんが
理論的には同じことだと思います。
弱い状態のところへ
ストレッチやマッサージを
熱心に行っても
根本的な問題はあまり完全しません。
むしろ必要以上に弛緩させてしまい
かえってバランスが取れなくなったり
不具合が増強してしまうことさえあります。
硬い状態は別の場所に弱い状態を作る
硬い状態が発生してしまうと
ほぼ確実にどこかに弱い状態を
作ってしまいます。
特に多いのは拮抗筋と呼ばれる関係で
前後や表裏に弱い部分を作りやすくなります。
硬い状態の解除→弱い状態の強化
の順に処置していくのが
一番効果的なように思います。
順序を間違えると一気に悪化する、
というわけではありませんが
大半は効果が下がるように感じます。
慢性的な症状ほどプランが重要
捻挫や挫傷など
突発的な外傷では施術の順序や
プランはさほど重要ではありませんが
慢性的な症状や悩みの場合は
アプローチするプランの有無は
重要になります。
というのも
硬い状態と弱い状態の関係性が
かなり長いこと続いているため
全体のバランスがその状態で
ある程度安定してしまっているからです。
このような場合、
多少積み木的な思考が必要になります。
そのため改善の途中で一時的に他部位へ症状が
飛んだりする事もしばしばあります。
新しい状態で安定させる
古いバージョンでのバランスを整え
新しいバージョンでのバランスで安定させるまでが
慢性的バレエ疾患の治療プランになると思います。
全体のバランスが変わっても
体の運用の癖が以前のままだったりすると
新しいバランスに慣れるまでは
体の取り回しに違和感を感じたり
以前とは違う部位に疲れやストレスを感じます。
そうすると、体は無意識に
バランスを以前の状態に戻そうとする傾向にあります。
そのバランスで痛みや不具合がなければ
別に良いとは思うのですが
トラブルや不調がある場合は
「元に戻ろうとする働き」を
意図的に制限していく必要が出てきます。
この流れをしっかり処理すると
バランス改善が定着するようになります。
地道なアプローチ
新しい状態で安定させるためのアプローチは
とても地味で地道です。
およそバレエの動作とは関係がないようなレベルまで
動きを小さく小分けにして修正していきます。
整体のみで動作修正まで
出来てしまえばいいのですが
そう楽々とはいきません。
愁訴の緩和と動作の改善は
全く別物だと最近とみに思います。
硬いものは柔らかく、弱いものは強く

まとめるとシンプルにこのタイトルになります。
なぜこの記事を投稿したかというと
弱いものを柔らかくしようとしたり
硬いものを強くしようとして
努力が裏目に出てる方が多くいらっしゃるからです。
弱い部位は大体フニョフニョしてます。
ただし動きの中では役割を果たせないので
硬いように見えてしまいます。
硬い部位は案外筋力は強いです。
ただし強すぎる張力で、弱い部分の
足かせになってしまっていることが少なくありません。
硬い部分を強化しすぎるとどんどん硬くなり
弱い部分をストレッチしすぎるとどんどん弱くなります。
部位ごとの状態・属性を考えて
セルフケアのメニューを組むと
とても効果的です。
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