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公開日:2017年10月30日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院
院長の津端です。

まさかの2周連続台風で
週末の予定が
崩れてしまった方も
多かったのでは
ないでしょうか。

28日は調布の花火大会が
予定されていましたが
天候の都合で
中止となってしまいました。

明後日には
早いもので11月です。

今年もわずか…
という話をする時期が
来てしまいました。

これから風邪や
インフルエンザが
流行りだすシーズンですので
体調には十分
気をつけていきたいですね。

さて今回は
『整体施術におけるビフォー・アフター写真』
という内容を投稿します。

最近はかなり
減って来ましたが

ちょっと前は
整骨院・整体院の
チラシやホームページに
猫も杓子も右へ倣えで
ビフォーアフター写真を
載せていた時期がありました。

つい先日、

来年6月をめどに
このビフォーアフター写真
医療機関で禁止される
方針に至った

というニュースが
発表されました。

この世に宣材写真と
ビフォーアフター写真ほど
胡散臭いものはないと
私は思います。

整体院の
ビフォーアフター写真を
信じられない方は
ぜひご一読ください。

美容外科における広告規制

ダイエットビフォーアフター

つい先日、ネットニュースで
美容外科における広告規制が
来年の6月をめどに行われる
という報道がありました。

具体的には…

美容外科が掲載した
ビフォー・アフター写真を見た
お客さんが
美容外科を受診したところ

トラブルにつながった
事例が続出したため

厚生労働省が医療機関の
広告規制に踏み切り

施術のビフォーアフター
として『効果』をうたった
術前術後の写真掲載を
原則として禁止する方針を固めた。

とのことでした。

ついに広告規制が入った!
という感じですね。

まず最初は
医療機関である
診療所やクリニックを
皮切りに

だんだんと
痩身エステや
接骨院鍼灸院あたりが
法的規制の対象になると
思われます。

整体業における
法的規制も正直なところ
時間の問題だと思われます。

と言いますのも

整体院や接骨院も
美容外科や痩身エステ同様

ビフォーアフター写真を
集客のために
活用しているためです。

整体院のビフォーアフターって?

ビフォー

整体院の広告における
ビフォーアフター写真で
一番多いのは

腰痛症状に対しての
前屈後屈の可動域の
ビフォーアフターです。

テンプレートは
以下のような感じです

(キャッチ・文章)

ぎっくり腰の方が
たった一度の施術
こんなに変化しました!

(ビフォー写真)

痛そうにしている人

(アフター写真)

笑顔で前屈し
今にも指が床に届きそう

・・・・・・・

このような具合に

術前・術後の変化を
写真を介して紹介する
というやり方です。

ほとんどの整体院の
ホームページには
このビフォーアフター写真が
載せられています。

一時期は
ビフォーアフター写真は

整体院のための
ホームページの雛形として
必須とさえ
言われてきました。

いかに
ビフォーアフター写真を
たくさん載せられるかに

苦心された経験のある
同業者の方も
多いのではないでしょうか。

モデル役を
快諾してくださる方も
沢山いらっしゃいましたが

患者さんやお客さんの
立場から言えば

写真モデルとして
ホームページに
載せられるのはちょっとな…

というのが本音であると
私は感じます。

瞬間風速は確かにある

無駄に笑顔

一時期
このビフォーアフター写真は
整体院ホームページ構築に
必須と言われたぐらいですから

瞬間的な求心力は
とても高いものです。

百聞は一見に如かず…

痛そうにしている人が
すぐ隣で
笑顔(それも上記のようなすごい笑顔)
で前屈していたら

なんだかすごい
効きそうなイメージが
ありますよね。

しかし
この段落の見出しに
瞬間風速という
言葉を選んだのは
そこがピークだからです。

整体院の
ビフォーアフター写真は
経過のいいお客さんを
一番いいタイミング
撮影したものです。

美容外科の
ビフォーアフター写真は
仕上がりのいいお客さんを
一番いいタイミング
撮影したものです。

ビフォーアフター写真は
今時の言葉で
俗っぽく言うならば
「盛れてる」状態であり

インスタ映えならぬ
ビフォーアフター映えする
状態ということです。

モデル役も
比較的、絵面がいい人
選ぶ傾向にあります。

実際に昔、
ビフォーアフター画像を
作っていた人間が言うのだから
間違いありません。

実際、
ビフォーアフター写真の有無で
反響が確かに変わった
時期があったので

その瞬間風速は
馬鹿にできませんでした。

もう何年もやっていないので
今はどうかわかりませんが

このような理由から
錯誤の危険性あり
ということで

まず来年の6月をめどに
医療機関から広告規制が
入る予定とのことでした。

順番でいうと公的資格から
順次規制されていく慣いですので

整体やエステなどは
最後かもしれませんが
このまま野放し
というわけには
いかないでしょう。

現に、
整体業での
『小顔矯正』などは
すでに規制が入りました。

全ての整骨院・整体院の
ホームページやチラシから
ビフォーアフター写真が
消える日が
来るかもしれません。

本来の目的との不一致

このビフォーアフター写真の
いちばんの問題は何かというと

整骨院や整体院に
腰痛や股関節痛を
楽にしたくて来る人はいても

立位前屈を柔らかく
したくて来る人は
ほとんどいないという点です。

バレエの方の
過去のブログに
何度か書いていますが

可動域と疼痛や不快感は
ほとんど関係ありません。

前屈がいくら行こうと
痛いものは痛いし

石のように体が硬い人でも
腰痛がない人は沢山います。

最近は健康食品同様に
ホームページ運営でも

『患者さんの声』という
コンテンツにおいて

末尾に
「効能ではなく、個人の感想です」

という一文を付け加えるのが
お約束となりました。
(ウチもつけてます)

インターネットが普及して
誰もが自由に世界中に
広告できるようになった結果

過大広告が淘汰される時期
やってきたのだと思います。

また、
整骨院や整体院に限らず
レストランや居酒屋さんの
写真入りメニューでも

「全然違うじゃん!」

ということはよくあります。

言ってしまえば
お商売である以上は
どの業種であれ
そんなものなのですが

話の種で頼んでみた
新メニューの料理と

本当に毎日キツくて
悩んでいる人の不調

同一レベルで考えるのは
職業倫理的に
どうかと思います。

だからこそ

整体院・整骨院のチラシや
ホームページにおける

ビフォーアフター写真ほど
信用できないものは
ないと思います。

短期的に可動域を変えるのは簡単

さて、くだんの
ビフォーアフター写真ですが

写真撮影のための
短期間であれば
可動域を変えるのは
ごく簡単なことです。

タネも仕掛けも
あることなので
仕組みさえわかれば
誰にでもできます。

そして写真の撮り方にも
コツがあります。

写真編集にもコツがあります。

ですので

たった1回でこんなに
柔らかくなりました!

という

ビフォーアフター写真付きの
広告を見た際に

「胡散臭っ!」

と感じる方は正常なのです。

実際、胡散臭いし
長期的な変化や
状態の安定という
観念が欠落した
「最大風速写真」
であることは間違いありません。

それに、
ビフォーアフター写真のように
柔らかくなりたいならば
お酢飲んで柔軟した方が堅実です。

今後、どんどん
規制されていくことが
予想される
ビフォーアフター写真ですが

写真のど真ん中に大きく
イメージ図と付け加えれば
規制の対象にならないでしょうか。

あなたをぬか喜びさせないために

整体院にお越しになる方を
二つに大別すると

本当に改善したい人

話半分で来た人
に分けられると思います。

興味本位で、ノリで、
人から聞いて、
通りがかったついでに、
面白そうだったので、
整体ってどんなもんかと思い…

みなさん口には出しませんが
比較的ライトな動機で
来てくださるお客さん
中にはいますし

医者からは諦めろと言われた、
手術しなきゃダメと言われた、
歳だから無理だと言われた、
色々な漢方や体操も
試してはみたが…
何でもいいから
どうにかならないものか…

このようにかなり困っていて
本気で楽にしたい
ヘビーな患者さん
いらっしゃいます。

先述の、
そんなに困ってない人には
このビフォーアフター写真は
さほど罪作りではない
私は思います。

話の種になりますし
実際、ビフォーアフターが
はっきりと出ると
満足感も出ます。

ただ、後述の
本当に困っていて
どうにかしたいと
心底思っている人には

ビフォーアフター写真のような
『最大風速的広告』
悪質であると私は思います。

そう言った方に対しては
その日の施術が
特に上手く行って

短期的な変化が出ても
あえてこちらから
水を差させて頂いております。

本当に重症で
困って悩んでいる方には

その場で
体が柔らかくなることなど
大した意味がないからです。

ぬか喜びをさせて
自分の自然治癒力に対する
信頼感をどんどん
失わせるより

その場の変化に
一喜一憂せず
最終的消失を目指して
手堅く施術していくことが

不調の方に対する
施術者の誠意であると思います。

お読みいただき
ありがとうございます。

御蔭様です。

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この記事の著者

稲城ひらお整体院
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