首こり肩こりのコリとハリの考察
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お世話になります。
稲城ひらお整体院
院長の津端雄大郎です。
ここ最近、
自院のチラシや
ショップカードのデザインに
チャレンジしておりました
その都合で以前に比べて
パソコンを扱う時間が
かなり長くなっておりました。
そのお陰様(?)で
パソコン作業による不調を
自らの体を通して体験できるという
有り難い機会を得ました。
患者さんの立場になる
というのには
自分も不調になってみるのが
一番だと思ってます。
というわけで
自分の体を通して
パソコン作業による不調の
観察報告レポートを投稿いたします。
一日の仕事のほとんどが
PC作業だというあなたは
ぜひご一読ください。
Contents
首の付け根が動かない

パソコン作業が逼迫してきて
まず最初に感じた異変は
「首の付け根が動かない」
ということです。
場所でいうと第七頸椎付近。
顔を下に向けたときに、
首の後ろでボコッと
盛り上がる骨のあたりです。
まず、ここが動かなくなります。
そうなりますと
振り向こうとした際に
首が動かなくなります。
したがって
頭部周辺の可動性が大きく低下し
また、動かしたくなくなるので
どんどん活性度が低下していきます。
ご自身の首こり肩こりを
肩と首の後ろに
何か憑いているのでは…
などと表現される方がいますが
ず〜っと重たい感じ
感覚が鈍麻して鈍くなっている感じは
確かに祟りのソレに近いものかもしれません。
背中が後ろに伸びれない

首の不調に続いて起きた不調は
背中の真ん中あたりが
伸びなくなる現象です。
いわゆる
胸を張るという動作が取れなくなります。
背中の後ろに緑色の養生テープを
ベタベタ貼られたような感じになりました。
動かないというわけではないのだけれど
非常に動かしにくく
持続的なツッパリ感を感じます。
この影響のせいで
頭が前に突き出たような姿勢になります。
なぜかというと
そっちの方が背中が楽だからです。
この姿勢で
慢性的にお腹を潰しているので
何もしていないのに
ちょっと疲れた感じを覚えます。
呼吸が浅く弱くなる
首と背中をパソコン作業に制圧された結果
呼吸が浅くなってきました。
意識して深呼吸しないと
肺に空気が入らないような…
呼吸というよりはため息に近いような…
何もしていないのに
ちょっとゼエゼエしているような
弱く浅い呼吸になりました。
そのせいか、全身が無駄に緊張します。
理由もないのにちょっと
ピリピリしている自分にも気づきました。
おまけに腰も伸びない
整体院並びに自宅では
デスクもオフィスチェアもなく
食卓や受け受けのカウンターに
丸椅子を並べて作業しています。
人体力学に則って設計された
デスクやチェアではありません。
そのせいか、
立ち上がった際に
立ち上がったはずなのに
まだ腰だけが座っているような
伸びにくさを覚えるようになりました。
オフィスワーカーの苦難を知る

本業が整体師なのに
製作作業・事務作業が
ちょっと増えただけで
まるでドミノ倒しのように
不具合が広域に連鎖していきます。
肩こり首こりで訴えられる症状は
あくまで氷山の一角で
少し俯瞰してみれば
体勢の偏りと習慣化と
言い換えることができるのでは
ないでしょうか。
本業がパソコン作業・事務作業の人は
始業から終業まで
この状態が続いているわけですので
オフィスワーカーの皆様の
慢性肩こりの辛さは
推して知るべきですね。
閑話休題・もし自分が整体を受けにきたら…?
では
ちょっとここで脱線します。
自分の不調をモデルに
「どう整体するか」を考えてみました。
今、
私が患者さんとして
整体を受けに行って
「どこが辛いですか?」と聞かれたら
「背中と首の真ん中」と答えると思います。
一方で、
もし自分が
自分の体を
整体するとしたら
と考えると
まず最初に「お腹」を整えると思います。
患者さんサイドの自分
「首と背中が辛いんだけどお腹からやるの?」
整体師サイドの自分
「先に中心部分を立て直した方がいいと思う」
この時点で既に
自分自身の中でも
意見の食い違いが生じています。
整体業には絶対に
『方針説明』が必要だと
改めて感じました。
整体師サイドの自分は次に
「お腹が立ち直ったから、頭部の位置を正そう」
と考えました。
患者さんサイドの自分は
「整体って結構遠回りするんだな〜」
などとぼんやり考えています。
ある程度
バランスが収まってきた状態で
患者さんサイドの自分が
勇気を振り絞って質問します。
「背中や首の付け根の整体って、こんなに色々やるんですか?」
・・・
一人芝居はここまでです。
この段落でお伝えしたいのは
「肩こり首こりの整体って結構大変」
ということです。
コリやハリは他の部分との『兼ね合い』による

首の付け根が重くて背中が張ってるから
それをなんとかしたい という
お客さんのニーズがあるとして
いきなり患部そのものに
ダイレクトな整体法を行っても
大半の場合、あまり楽にはならないと
当院では考えています。
と言いますのも
コリやハリの原因というのは
局所的な血流低下だとか
認識の異常だとか
色々と言われていますが
その実態は
『特定部位が全体から孤立した状態』
なのではないかと
推察しているからです。
これは別に
哲学的・概念的なお話ではなく
首ばかりに負担がくるからコル・ハル
背中ばかりに負担がくるからコル・ハル
と言い換えばわかりやすいです。
体全体あるいは
上半身全域などの範囲の中で
一定の場所にだけ
負担が集中している状態を
緩和・軽快させるには
まず範囲全域を見渡して
全体の中での『渋滞の原因』を
先に処理しなければ
上手くいかないと考えます。
エリア全域の「均し(ならし)」
ができた段階で
いよいよコリやハリのある『現場』に
介入していくのが
肩こり首こりなどの
コリやハリといった
愁訴のセオリーなのではないかと私は感じます。
「痛み」への整体とは
また違う要素があると思います。
肩こり首こりは
とても奥が深いお悩みです…。
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