バランスを保てない人の特徴
カテゴリー:猫背姿勢不良
お世話になります。
稲城ひらお整体院バレエ外来
津端雄大郎です。
今日は東京も雪になりました。
昼前には上がるかな〜と思っていたのですが
午後三時前現在、みぞれのような雨模様です。
足元大変悪くなっております、階段などで
お怪我なされないようご注意ください。
さて本日は
バランスを保てない人の特徴
を投稿いたします。
ご一読ください。

動いていい場所、動かないほうがいい場所
バランスを保つのが苦手な人のほとんどは
ご自身のバランス感覚や筋力に
問題があると認識されています。
が、実際のところ
バランス感覚が弱かったり
筋力が不十分なケースは
そこまで多くありません。
バランスを保てない大方の原因は
バランスを保つことに夢中になり
動いていい場所を固めたり
動かないほうがいい場所を
揺らしてしまったりして
自らバランスを
崩してしまう点にあるようです。
「動かさないほうがいい場所」は
大まかにいうと、骨盤や胴体などの
人体の中心とされる部分です。
この部分をいかに動かさないか
でバランスキープの難易度が
大きく変わってしまいます。
バランスを保つための部分を作る
胴体や骨盤にしっかり静止力が作用していれば
胴体周辺はバランスを保つための部分として
しっかりと機能します。
しかし、この部分に静止力が作用していないと
ポアントポジションを取った際に
途端に体が崩れて潰れてきてしまいます。
よくレッスン中に
「腰に乗っている」
「足に頼ってる」
「胴が潰れている」
「もっと背中を使って」
などと指導されることはありませんか?
これらのご指導には全て
〜胴体を使ってバランスをとりなさい
という一文が省略されていると
私は考えます。
上記のご指導のほとんどは
「バランスキープのために胴体を使いなさい」
というメッセージを発信されています。
そのためには
胴体周辺をしっかり
「静止させること」が必要不可欠です。
何もしない、は静止ではない

さて「静止させる」と言いますと
なんだか簡単そうに感じてしまいますが
人体をピタリと静止させるには
実はものすごい集中力と労力を要します。
実際に微動だにしないように
6番ポジション(パラレル)で
しばらく立ってみてください。
空調の安定した部屋ならば
それだけでうっすら汗が滲むくらいです。
これは体幹周辺の筋肉を
フル活用させて立っているからであり
世に言うところのインナーマッスルと
呼ばれる筋肉の仕事です。
動かないように胴体を
静止させることは
結構難しいのです。
ただ単に止まっているだけでは
静止力は作用しません。
ただ止まっているから
腰に乗ってしまったり
胴が潰れてしまったり
足に頼っているように見えて
しまうのです。
動いてしまうのは実は自然なこと

人体は何もしなくても
常に微妙に動いています。
それは自然なことなのです。
バランスが崩れないように
胴体周辺に静止力をかけると言うことは
激しく踊ることと同じように
体の内部では色々な働きが起こっています。
だからずーっと静止しているためには
胴体や骨盤を中心に向けて
絞り続けなければなりません。
それと並行して、常にかかってくる
重力という負荷に一定の力で
拮抗し続ける必要があるのです。
このブログにて何度となく
「普段の姿勢が悪い人は絶対治したほうがいい」
と書いているのは
地球上で生活する限り
この重力というものからは逃れられず
人間が生きている限り
生理的なシステムとして
小さく動くことは辞められないからです。
普段の姿勢にさえ
静止力をかけられない人が
バレエの音楽のリズムに合わせて
それができるわけがない、
というのが理由です。
結論は基礎に戻る
バランスを保てない理由のほとんどは
静止力の中心部分となる
胴体や骨盤周辺を
静止し続けられないからです。
これを要約しますと
バランスを保つためには
「中心を止め続ける」
という動作が重要ということになります。
そして止めるためには
何もしないのではなく
常に一定の力を作用させる必要があります。
だから、クラシックバレエでは
引き上げが何よりも大切になるのです。

引き上げは中心の静止力を作る動作だと
私は認識しています。
体を左右に揺らして
軸をねじってまで
保ったバランスは
次のパに移行した瞬間に
脆くも崩壊します。
その都度、中心が変わるため
動きに連続性がなくなるからです。
連続性のない
とっ散らかった動作になると
クラシックバレエの審美性にも
影響が出ます。
一方で、中心が変わらないバレエは
シンプルなバリエーションでも
驚くほど全身が美しく映えます。
バランスを保てない方は
まず静止状態での静止力を
発揮できるかどうか、試してみてください。
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