成人女性の約3割は子宮筋腫を持っている
カテゴリー:自律神経系
お世話になります。
稲城ひらお整体院
院長の津端です。
本日は婦人科系症状の
子宮筋腫についてのレポートブログ
「成人女性の約3割は子宮筋腫を持っている」
を投稿します。
8割から9割の方が
自覚症状なしと言います。
もしお腹の不調や違和感がある女性は
ぜひご一読ください。
Contents
子宮筋腫は成人女性の約30%に発生する

子宮筋腫は成人女性の
約3割に発生すると言われている
非常にメジャーな婦人系疾患です。
一般的に35歳以上から
発症者は増え始め、
そのピークは45歳と言われています。
ただし、後述しますが
最近では子宮筋腫発生の
低年齢化の傾向があり
必ずしも30代未満だから
子宮筋腫にならないという
確証があるわけではありません。
子宮筋腫といっても、
即座に摘出が必要なものは少なく
経過観察(保存療法)を選択し
定期検診の結果で、
手術が必要と判断された場合にのみ
手術するというケースがほとんどです。
外科的手術か、経過観察か

子宮筋腫がみつかった場合、
その治療法は
手術するか、経過観察かで大別されます。
愁訴や不調の自覚がなく
過多月経による貧血などもなく
子宮筋腫の大きさが5cm以下で
ある場合は経過観察を選択することになります。
ただし、
子宮筋腫を治す薬というものは
存在しませんので
経過観察=今は手術が必要でない
という判断だと言えます。
子宮筋腫の経過観察の場合、
3ヶ月から12ヶ月の定期検診を行います。
しこりが大きくなっていると感じたり
不正出血が続く場合は
随時婦人科の受診が薦められています。
一方で、
子宮筋腫による
明確な症状があったり
不妊の問題があったり
子宮筋腫の大きさが5cm以上ある場合は
手術を選択することになります。
出産を希望する場合は
筋腫の核出術という術式を行います。
これは子宮を温存し、
子宮筋腫のみを摘出するという術式です。
子宮を全摘出するよりも
出血量が多くなるという
デメリットがあります。
また、子宮筋腫を
すべて取りきることは
不可能なため
再発のリスクはゼロにできません。
術後の癒着
(組織同士がくっついてしまう)も
核出術の大きな
デメリットの一つだと言われています。
核出術以外では、
子宮の全摘術というものがあります。
これは文字通り、
子宮を全摘出するというもので
核出術に伴う
デメリットが無くなりますが
子宮を摘出しますので
妊娠・出産は望めなくなります。
子宮筋腫の治療では
以前に比べて全摘術の比率が
低下したと言われています。
これは核出術の技術の向上や
医療機器の進歩などの好影響だそうです。
たとえ妊娠・出産を望まない方でも
子宮を喪失するという心理的影響は
かなり大きなものだと言えるでしょう。
そういう側面でも、
核出術を希望される
患者さんが多いと思われます。
代表的な症状は過多月経

一般的に子宮筋腫をお持ちの方の
9割近くが『無症状(無自覚)』だと
言われています。
これは絶対的な患者数が
多いための比率であり
代表的な症状というものは存在します。
子宮筋腫で代表的な症状は
過多月経で、
これは月経における
出血のトータル量が多くなり
貧血になっている状態です。
見た目的に経血の総量が多くても
貧血を起こしていない
場合は過多月経とは言われません。
ちなみに月経期間が
10日以上続く場合は
過長月経と呼ばれます。
子宮筋腫がさらに大きくなってくると
今度は「圧迫症状」という現象が
現れてきます。
大きくなった筋腫が物理的に
膀胱や神経や静脈を圧迫してしまう症状です。
頻尿や神経障害、婦人系腰痛の原因となります。
また静脈系への圧迫症状は
血栓症の原因となるため
軽視できない症状と言えるでしょう。
不妊症との関連性は?

子宮筋腫が不妊の直接的な
原因になるかどうか
はっきりとした因果関係は不明です。
ただし子宮筋腫の患者さんの不妊率は
25〜30パーセントという記録があり
この数字は子宮筋腫を
持っていない人に比べると
かなり高くなっています。
また、子宮筋腫を持つ女性の
43パーセントには
少なくとも2年間の不妊歴がある
という報告もあります。
直接的な不妊への影響はさておき
着床障害に関しては
子宮筋腫の影響で
子宮の内膜に凸凹があると
受精卵が着床しにくくなり、
また流産しやすくなるという
問題点が指摘があります。
先述の子宮筋腫核出術によって
子宮筋腫の手術したところ
妊娠するというというケースは
かなり多く見られるそうです。
子宮筋腫の核出術の術後1年以内は
ゴールデンピリオドと呼ばれます。
この期間は妊娠しやすくなるという
報告がされています。
不妊を愁訴に
核出術を受診した女性50余名のうち
およそ50パーセントが
術後1年以内に妊娠が確認されたという
データがあります。
子宮筋腫の発症は低年齢化の傾向にある
子宮筋腫は今まで35歳以上に好発すると
報告されていましたが
昨今では10代20代で
子宮筋腫が発覚した例が
急激に増えているそうです。
これには、
初経の低年齢化や
閉経の高年齢化とともに
食生活の欧米化により
脂肪分の摂取量が
増えたことにより
女性ホルモンの働きが活性化され
比較的若年齢でも
婦人系臓器の働きが
更新してきた傾向にあるため
と推測されています。
今までは大人の女性の病気と
認識されていた子宮筋腫ですが
一概にそうとも言えないようです。
子宮筋腫と間違いやすい病気は?
子宮筋腫と間違われやすい
症状を持つ婦人系疾患があります。
婦人系の症状を自覚される方は
専門の医療機関を受診しましょう。
子宮腺筋症
子宮腺筋症は本来ならば
内膜にある組織が
筋肉の層に潜り込み
月経周期に合わせて炎症を起こす病気です。
この病気は進行に伴って
子宮が大きくならず
代わりに激しい月経痛を伴います。
子宮筋腫や子宮内膜症と
合併して起こることも多いので
MRIによる精密な診断が
重要と言われています。
子宮内膜症
子宮内膜症は20代から好発する症状で
月経でない時の下腹部の痛み、
性交時痛の有無などが特徴と言われています。
子宮内膜のような組織が
女性ホルモンの影響を受けて
子宮以外の部分に発生してしまうという
病気です。
子宮肉腫
こちらは子宮にできる悪性腫瘍です。
子宮筋腫はほとんどが良性腫瘍で
悪性に進行するものはごく稀と言われています。
診断も非常に難しいと言われていますが
非常に稀な症状と言われています。
進行が極めて早いため、
子宮肉腫の疑いがある場合は
迅速な病理検査と手術が
必要と言われています。
保存療法の一助としての整体
我々、
手技整体療法者は主として
経過観察となった
5cm以下で手術の必要がない
子宮筋腫をお持ちの方へ
整体を行います。
腹腔・骨盤腔内の血流や
コンディションを整えて
精神的ストレスを開放し
快方へ向かうお手伝いをしています。
手術後のオペコン癒着への
整体施術も行っています。
ほとんど痛みのない
腹部へのソフトな施術によって、
癒着症状が消失したり
次の定期検診の結果が変わったり
様々な変化が報告されています。
ここ最近では
【整体≒もみほぐし】という
認識が広がってしまいましたが
本来の整体療法というものは
内臓不調に対しても
専門技術にて対応しています。
経過観察は
とても大事な定点観察ですが
逆に言えば、直接的・積極的な
介入を待っている段階とも言えます。
婦人系疾患にお悩みの方は
保存療法の一助として
筋肉や関節を狙わない
婦人系整体療法を
選択肢の一つとして
お持ちいただければと思います。
お読みいただきありがとうございました。
御蔭様です。
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