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公開日:2017年8月26日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院
院長の津端です。

八月も残すところ一週間を切りました。
まだまだ残暑著しいお天気が続きます。

冷たいものを取りすぎて
お腹の調子が悪い人、

そこからさらに進行して
全身がむくんでしまっている人、
夏場はお腹の不調が増える時期です。

お腹の不調といっても
本日投稿する内容は
少し発生機序が違います。

潜在的患者数は
全人口の一割強とも言われる
過敏性腸症候群(IBS)について
投稿します。

「日本人は胃腸が弱い」と
言われて久しいですが
アメリカやイギリスでも
胃腸が弱くなっている人が
増えているそうです。

お腹に自信がない方は
ぜひご一読ください。

過敏性腸症候群(IBS)とは?

IBS腹痛

過敏性腸症候群(IBS)とは
腹痛と便通異常(下痢や便秘)

を愁訴とする症候群であり

通常の臨床検査では
器質的な異常を認めず

心理社会的なストレスによって
発症したり悪化したりすると
言われている症状です。

過敏性腸症候群をお持ちの方は
そうでない方に比べて
一般的に不安を感じたり
うつになりやすい傾向が
あると言われています。

これらの症状は
全人口の10%程度に
及ぶものであると言われます。

過去には
『生死に関わる病気ではない』
と、若干軽視される傾向にありましたが

実態は患者さんQOL(生活の質)が
著しく低下する悩みでもあります。

過敏性腸症候群は
脳と腸の相関性が惹起する
病気であると表現されることがあります。

腸の症状である一方、
脳つまりストレスが増悪因子となる
ストレス性疾患という側面を持ちます。

WHOは

21世紀前半に
日常生活に支障をきたす症状の大半は
ストレスに関係するものになるだろう

という予測を立て、
ほぼその予測は的中しているようです。

ハンス・セリエは
胃潰瘍を介して
ストレスという概念を
生み出しました。

消化器系は元々ストレス反応が
現れやすい臓器と言えます。

なぜ便秘と下痢を交互に繰り返すのか?

お腹のストレス

便秘と下痢は一見すると
相反する症状ですが

過敏性腸症候群では
多少の傾向・偏りはあれ
どちらの症状も発生します。

一説にこれはIBSの根因が
便秘発生の機序や下痢発生の機序
といった
腸固有の機能的な問題だけではなく

ストレスによる
『腸の過敏性』にある
ためだという指摘があります。

腸が過敏になっているため
域値(反応が起こる一定ライン)が
低下してしまい

本来ならば
通常排泄になる状態でも
便秘症状や
下痢症状を呈してしまうようです。

IBS鑑別の重要性

駅のホーム

昨今は製薬会社の
テレビコマーシャルなどもあり
過敏性腸症候群の認知度は
飛躍的に上がったと言われています。

とは言え、
自分の症状を当てはめて
過敏性腸症候群だと思い込むような
安易な自己判断は避けて
まず消化器科で医師の診断を
受けることが重要です。

大腸ガンや他の炎症性腸疾患との
鑑別を確実に行う必要があるためです。

IBSの診断基準【ローマIII基準】

過敏性腸症候群の鑑別には
ローマIII基準という
判定基準が用いられます。

ただしこれらの基準に
当てはまるからといって
確定というわけではありませんから
症状を自覚する方はまず
医療機関を受診してくださいね。

 

○ 腹痛あるいは腹部不快感が
○ 最近3ヶ月の中の1ヶ月につき少なくとも3日以上を占め
○ 下記の2項目以上の特徴を示す
(1)排便によって改善する
(2)排便頻度の変化で始まる
(3)便形状(便の外観)の変化で始まる

※少なくとも診断の6ヶ月以上前に症状が出現し、最近3ヶ月間は基準を満たす必要がある。

過敏性腸症候群の雛形

戦車

過敏性腸症候群の症状の雛形が
概念的に考えられ始めたのは
アメリカの南北戦争時代と言われています。

南北戦争の際に
兵士のなかに極端な腹痛や下痢など
消化器症状のために
戦場に出られない者が続出した例です。

当時の陸軍省の医務官はこれを
「神経が原因の消化器症状」
と報告しています。

この時代にすでに
神経性の大腸症状が
誕生していたと言われています。

そして時代は上って
ベトナム戦争では
外傷後ストレス障害(PTSD)が
概念化されました。

そういう意味では
過敏性腸症候群(IBS)は
外傷後ストレス障害(PTSD)と

近しい属性を持つと言えます。

どちらも極度のストレス状態から
発生した症状だからです。

脳と腸の関係性

最近の医学では
脳と腸の関係性について
説かれることが多いようです。

ソマティック・マーカー
ガットフィーリング
第六感
虫の知らせ

などと呼ばれる
脳による思考ではなく
感覚優先で働く知覚には

腸がモニター・センサーとして
活躍しているのではないかという
説も出ています。

ここから翻って
手技整体療法においても

お腹の不調をお腹だけで
施術するのではなく

ストレス系、脳疲労系も
考慮した整体プランを立てることで
より効果的な施術を
行えるようになるのではないでしょうか。

逆に、
ストレス系の愁訴や
自律神経のお悩みに対しても

お腹からのアプローチが
補完的に作用するという
見立ての裏打ちにもつながっています。

過敏性腸症候群と
診断された人も、そうでない人も含めて
便通の変異はかなり重要な
体からのサインです。

当院はお腹の不調や
ストレスと消化器系の不調にも
整体施術を行っています。

過敏性腸症候群と診断され
お悩みの方は一度ご相談ください。

お読みいただきありがとうございました。
御蔭様です。

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