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公開日:2017年9月15日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院【バレエ】
院長の津端です。

先日から3回にわたり
膝シリーズの投稿を行いました。

今回から、
腰シリーズに移行しようと思います。

腰シリーズ第1回目のテーマは
「ぎっくり腰」

このぎっくり腰という言葉
非常に曖昧でして定義が不明瞭です。

そして、
世間一般で認識されているぎっくり腰と

バレリーナに起こるぎっくり腰は
症状も認識も経過も
全然違うものですので

今回はまず、バレエのぎっくり腰について
簡単にまとめていきたいと思います。

それでは
「バレエによるぎっくり腰は実は相当数起きている」
を投稿いたします。

腰に不安のあるバレリーナはお読みください。

そもそもぎっくり腰とは?

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ぎっくり腰とは
急性腰痛の俗称
何かしらの外傷や
応力などにより引き起こされた
腰痛のことを言います。

一般的に腰痛は、
重いものを持ったり
ひねったりしないと
発生しないように考えられていますが

実際の臨床では
「歯磨きをした際に」
だとか
「あくびをした際に」
だとか
およそぎっくり腰の原因とは
思えないような動作が
きっかけで
ぎっくり腰になってしまった
例が多数あります。

バレリーナでも、
ハードなレッスンのせいで
ぎっくり腰になるバレリーナも
もちろんいますが、

「軽くアキレス腱を伸ばした際に」
だとか
「シニヨンを結いている際に」
だとか
およそ腰に動きがないような
タイミングで負傷する人も
少なからずいます。

ぎっくり腰=重たいものを持ったり、ハードな運動でなる腰痛

という誤解があるようですが
突発的に起こった腰痛は
原則として全て
ぎっくり腰という扱いになります。

バレエでぎっくり腰はなぜ起こる?

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上記の通り
ぎっくり腰とは重たいものを持って
起こる腰痛のことではありません。

極端な話、箸を持ったはずみで
ぎっくり腰になることもあります。

ぎっくり腰の発生機序は諸説あり、
まだ確定されているわけではありませんが

外傷や応力によって腰の筋肉・筋膜が
損傷してしまったタイプ
以外のぎっくり腰は

パソコンやスマホにおける
フリーズ現象のようなものだと
私は認識しています。

動作処理が上手くいかず
強制的に止まってしまうような
メカニズムです。

パソコンやスマホであるならば
一旦電源を落として、再起動させます。
それでもフリーズするようならば
今度はデフラグなどの処置を行います。

パソコンやスマホがフリーズする原因は
色々ありますし、私は専門ではないので
偉そうなことはかけないのですが

恒常的に過負荷がかかっている】
または

好ましくない処理を繰り返している】

このように抽出しても
差し障りないかと思います。

バレエにおけるぎっくり腰でも
同じことが言えまして

バレリーナの腰がフリーズする原因は
【恒常的に過負荷がかかっている】
【好ましくない処理を繰り返している】
この二つに集約できると考えています。

伸展動作≒負荷テストの動き

バレリーナエクササイズ

バレエで、腰周辺に要求される動作は
伸展的な動作が大半です。
これは、腰をそらしたり
伸ばしたりする動作と言い換えられます。

さてこの伸展動作ですが
腰レベルで言いますと
整形外科テストや
神経負荷テストで行われる
動きにとても似ています。

具体的に例を挙げると
バレエで言うところの
「腰をそらしたままキープする」
という動作は
ケンプテストと言われる
腰部へのストレステストです。

ストレステストとは、
患部にわざと負荷をかけて
症状を再現させることで
問題のある部分を確定させる
検査法のことです。

バレエの腰回りの動作は
このストレステストの動きに
比較的似ている傾向にあります。

バレエの動作は
見かけ上は
腰に負担をかける動きに
類似しています。

腰に負担をあまりかけずに
動かす方法があるのですが

見た目だけ真似て動かしてしまうと
ストレステストと同じ動きになってしまいます。

そのため、
バレエにおけるぎっくり腰には
ある意味起こるべくして起こったと
言える側面があります。

ストレステストという
【好ましくない処理】を繰り返して
【常に過負荷をかけている】
わけです。

典型的ぎっくり腰のイメージ

話をぎっくり腰に戻します。
ぎっくり腰の典型的なイメージというと

・足を引きずるようにして歩く
・コルセットを巻いて固定
・運動なんてとてもじゃない…

このような重篤な腰痛を
想像される方が多いのではないでしょうか。

実際、世間で言うところの
ぎっくり腰のイメージは
だいたいこのような感じだと思います。

バレエ的ぎっくり腰の現実

ではバレエを継続して踊っている方の
ぎっくり腰はと言うと

・痛みが続くが無理をすれば踊れないことはない
・踊ると腰が痛むがスケジュールの都合休めない
・痛み止めを飲んだり湿布をしたり応急処置で対応

このように『動けなくはない』レベルの
ぎっくり腰を発症しているバレリーナは
とても多くいらっしゃいます。

本番のスケジュールなどもあり
迂闊に休めないため
痛みや不具合を押して
鎮痛薬や痛み止めを活用して
どうにか踊りきってしまいます。

その結果、多くの場合は
【常に過負荷をかけている】
状態がさらに悪化して
次のぎっくり腰の
潜在的なリスクになっています。

バレエの中に突発的な腰痛リスクはありふれている

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バレエの動作やお稽古の中には
プチぎっくり腰も含めれば
相当な量の突発的な腰痛リスクがあふれています。

上記の通り、バレエの動作は
正しく処理しない場合

腰椎にストレスをかけるための
整形外科テストに近しい動きに
なってしまいます。

もちろん、ちゃんとした動作処理を行えば
それほどのストレスにはなりません。
ただし、見た目上の動きや形だけで
バレエ動作を再現した場合は
腰への負荷動作になります。

そのような動作を
毎週何回も繰り返していくので
腰に対する過負荷が蓄積していきます。

筋肉はもちろん、
神経・関節・骨レベルにまで
物理的なストレスがかかり続けます。

それがレッスンやストレッチなどの
何気無い動作の中で
小爆発するか、大爆発するかは
その人のコンディションや
その時のタイミングにもよりますが

上手く処理できていない場合
バレエの動きは腰に優しくないのが現実です。

腰痛に悩まないバレリーナの特徴

しかし、中には
運動学的に正しい動作処理を
していなくても
腰を痛めないバレリーナがいます。

『個人差』と言ってしまえば
それっきりですが…

無茶な動きをしていても
不調や痛みに悩まされない
バレリーナに共通する点は
代謝の高さです。

休めば、しっかり寝れば
腰痛や不具合も回復してしまう
人たちは一言で言うと
自己修復力が高いのです。

当院の
バレエの不具合に対する治療では

物理的・運動学的な
動作体系の不整合を
改めることと並行して

バレリーナの自己修復力を
高めることに比重を重く置いています。

局所の血流を促進するような
マッサージや指圧などは
短期的な対処療法で
終わることが大半です。

自然に修復されるために必要な処置は
概ね、愁訴のある部分から
(例えば腰痛ならば腰から)
離れた場所に要点があることが大半です。

ぎっくり腰を繰り返し
慢性化した腰痛を治すために
ストレス系の治療をしたり

繰り返す捻挫グセを緩和するために
頭痛系の整体をしたりと

全体を見た上での
整体を行った方が
「自己修復力」は
高くなる傾向にあります。

もちろん、ご本人は
捻挫であれば捻挫の
腰痛であれば腰痛の
治療に来ていただいているわけですので
局所そのものの整体は行います。

ただ、長期的に考えて
その症状がある程度
慢性化している場合は
「自己修復力」を高めるために

一見すると無関係に見えるけれども
全体から見れば大きくコンディションが
損なわれている部分の

整体療法を行うことが
とても大事であると
最近強く感じます。

軽度のぎっくり腰×低い回復力=

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極度のぎっくり腰も少数は起きますが
バレエを踊っている方には
軽度のぎっくり腰は
その何倍も何十倍も発生しています。

そして、概ね
「休みたくない」
「可能な限り踊りたい」
と言うニーズがあるため

全体的に回復力が低下し
治りきっていない状態のまま
バレエを踊り続ける傾向にあります。

そのため
程度の軽いぎっくり腰であっても
完治を待たずに酷使するため
慢性腰痛に以降しやすくなったり

ひどくなるとだと
月に2回くらいのペースで
ぎっくり腰を起こす方もいるようです。

繰り返し損傷しているので
局所的な回復力はどうしても低下します。

このような理由から

軽度のぎっくり腰×低い回復力=慢性のバレエ腰痛

と言う公式が出来上がって
しまっているように思います。

軽度のぎっくり腰でも
きっちり休んで治せ!と言うことを
訴えたいわけではありません。

バレリーナにも事情や都合があるので

休まずに済むならばそれに越したことはありません。

ただし、低下してしまった
腰の自己修復力を高めるために
何かしらのフォローをしてあげた方が
いいなと思います。

最後の最後に
手前味噌で恐縮ですが
当院はこのニーズには
メチャクチャ強いです。

お読みいただきありがとうございました。
御蔭様です。

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