扁平足と開帳足がバレエに及ぼすデメリット
カテゴリー:運動器症状
お世話になります。
バレエ整体院リエール
津端雄大郎です。
とにかく暑い日が続きます。
熱中症気味でグロッキーな方は
いらっしゃいませんでしょうか。
水分補給の上、直射日光を避けて
どうぞご自愛ください。
当店では
当初の予定よりも早く
エアコンの大掃除をいたしました。
掃除機をかけてフィルターを洗い、乾燥させる。
外に干しておけばあっという間に乾きました。
それと同じ速度で
体の水分も乾いていっている
と言うことですので
こまめにお水を飲みましょう。
本日は
『扁平足と開帳足がバレエに及ぼすデメリット』
を投稿いたします。
ご一読ください。
Contents
扁平足とは?

扁平足について簡単に書くと
カカトからつま先にかけて
本来描いているアーチ(弧状)が
低下あるいは消失してしまっている状態です。
足が疲れやすくなる、
足の痛みが起こりやすくなる、
足回りの筋力低下などの
原因になると言われています。
実際に扁平足の方は
足やふくらはぎが疲れやすい
または、張りやすい
という愁訴を持ってお越しになります。
単に平たいだけならば
そこまで問題はないと考えていますが
痛みや不具合はもちろん、
バレエを踊る上での障害に
なってしまっているのならば
修正・改善する必要があるでしょう。
開帳足とは?
開帳足について簡単に書くと
親指から小指にかけての
横のアーチ(弧状)が
低下あるいは消失してしまっている状態です。
こちらも
足が疲れやすくなる、
足の痛みが起こりやすくなる、
足回りの筋力低下などの
原因になると言われています。
開帳足の方は並行して
痛みや痺れ、外反母趾など
足のお悩みを
他にも持っていることが
多いように感じます。
こちらも
単に開いてしまっているだけならば
特別問題はありませんが
何か悪影響があるならば
改善したいですよね。
機能障害以外のデメリット

扁平足や開帳足での
機能障害以外でのデメリット
すなわち
疲れやすくなる、
痛みが起こりやすくなる、
ショックを吸収できない、
『以外の』デメリットがあります。
それは
クラシックバレエベースで言うと
『ルルベの高さが低くなる』
『甲が出なくなる』
この二点に集約できると思います。
ポアントに乗りにくい、だとか
鎌足になりやすい、などの
問題もありますが
上記二点のデメリットと
作用機序は同じですので割愛します。
ではなぜ、
扁平足や開帳足では
甲が綺麗に出なくなり、
ルルベが低くなるのでしょうか。
甲出し動作が崩れる
扁平足ですと、
甲を前方に出した際に
単純に見た目が崩れます。
アーチ(弧状)を描いて
観衆にお見せするための足なのに
出す前からアーチ(弧状)が
崩れているからです。
動作以前の問題で、
扁平足の方とそうでない方とでは
甲を出す以前の段階から
差が生じてしまいます。
また、甲を引き出すための筋力も
アーチ(弧状)が崩れていると言う
構造的な理由から、どうしても弱くなります。
この、甲出しのための筋力は
足のみで起こるものではありませんが
アーチがしっかりしていた方が
『絶対的に甲出しが楽』なのです。
甲が出ない=つま先で押せない

この問題が、甲出しから
ルルベに切り替わった際に
どのような影響を及ぼすでしょうか。
甲が出ない→つま先を前下方に引き出せない
と言うことは
つま先で地面を押せない
と言うこととほとんど同じです。
引き出せないほど弱い筋力で
体を支えることができるか?と
考えればイメージしやすいと思います。
ルルベ動作も、甲出し同様
つま先のみで起こすものではありません。
しかし、
アーチがしっかりしていた方が
『絶対的にルルベが高くなる』のです。
バレエパフォーマンス向上の一助として
扁平足や開帳足は
痛みや不具合の一つの原因として
認識されていますが
パフォーマンス低下や
機能的な伸び悩みの一因にもなります。
実際に、
甲が出ない・ルルベが低い
などのお悩みに対する
整体的なアプローチは
扁平足・開帳足への施術法と
ほとんど一致しています。
(それ以外も加えますが)
痛くもないし疲れもしないのだけど
どうも思うように甲が出ない、
体が持ち上がらない、とお悩みの方は
パフォーマンス向上のために
扁平足や開帳足への整体を
試してみてはいかがでしょうか。
先天的なもの?後天的にどうにかなるもの?

扁平足や開帳足の方で
「生まれつきこうだった」
あるいは
「家族もみんなこの足」
とおっしゃる方がいます。
人体は自然性に則り、
個体差がかなりあります。
なので生まれつき
偏平傾向や開帳傾向の方は
一定数いらっしゃいますし
そう言う方たちも診て参りました。
経験則になりますが
生まれつき、
そのような傾向があっても、
扁平足や開帳足への整体は有効ですし
セルフケア・エクササイズも効果を出します。
正直に言えば、
バレエを踊るにあたり
体型の向き不向きはあると思います。
しかし
「生まれつき向いてない」と
諦めてしまうのが一番勿体無いと
私は思います。
追伸
前回のブログ投稿の末尾に
閉院のお知らせを記載したところ
多くのご利用者様から
『再診のご予約』を頂戴いたしました。
おひさしぶりに
お会いできた方も多く
大変嬉しく懐かしく、
ありがたい限りでした。
最後にお会いした時よりも
10センチ近く背が伸びてて
いつのまにかお母様の身長を
追い越されていた方もいらっしゃいました。
一身上の都合で
バレエを中断したり
辞めてしまわれた方からも
お電話やメールにてご連絡を頂戴いたしました。
皆様その節は
ご丁寧にありがとうございました。
この場をお借りして
御礼申し上げます。
ありがとうございます。
御蔭様です。
整体院リエールから重要なお知らせ
2013年より
東京都世田谷区経堂にて
営業しておりました
バレエ整体院リエールは
2017年6月30日をもちまして
閉院いたします。
これに伴い、
バレエ整体の最終受付を
6月30日までとさせていただきます。
なお、7月より
店舗を東京都稲城市へと移転します。
移転に際しまして
屋号・運営方針・料金体系を
全て変更いたしますので
現行のバレエ整体をご希望の方は
6月30日までにご予約ください。
ご迷惑をおかけ致しまして申し訳御座いません。
4年間にわたるご愛顧ありがとうございました。
最終日までどうぞよろしくお願いいたします。
整体院リエール 津端雄大郎
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