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公開日:2017年9月19日
最終更新日:2018年12月7日

お世話になります。
稲城ひらお整体院
院長の津端です。

本日は
『野球障害の多くは棘上筋から始まる』
を投稿します。

野球に限らず、球技の肩障害に
棘上筋トラブルは大なり小なり
干渉しています。

運動習慣がない方でも
棘上筋を損傷してしまうことがあります。
肩に違和感がある方は是非お読みください。

棘上筋とは?

首の筋肉のコピー-02

棘上筋とは
肩甲骨の上方にある
棘上窩というくぼみから
上腕骨の大結節部まで走行する
肩の内部の筋肉です。

棘下筋、肩甲下筋、小円筋とともに
ローテーターカフと呼ばれる
腱の集合体を構成しています。

主な作用は肩関節の外転で
特に30度までの初動外転の際に
もっとも活性化する筋肉であると言われています。

棘上筋が障害されるとどうなるか

肩の痛み

棘上筋は肩の外転動作以外にも
肩関節内での上腕骨頭の安定化に
働く筋肉でもあります。

そのため、棘上筋が障害されると
肩関節内部での動作的中心が
不安定になり
広域にわたる肩関節の動作で
痛みや不具合が発生するようになります。

棘上筋の腱部分が
肩関節内に挟み込まれて損傷する
インピンジメント障害など
スポート障害の原因になりやすい
重要な筋肉です。

投球動作障害の原因の一つ

ピッチング

特に、野球障害においては
棘上筋はもっとも
重要な筋肉の一つと言えるでしょう。

投球動作障害においては
ほぼ100%関連していると
言っても差し支えないと思います。

棘上筋は細く小さな筋肉で
走行的にも比較的深部を走ります。

一度大きく損傷してしまうと
外科手術でも完全な再建は
難しいと言われています。

多くのピッチャーが
この棘上筋障害に悩まされ
経過が好ましくない場合は
残念ながら引退していくことが
多いようです。

スタビライザーという役割

棘上筋でもっとも重要な役割は
上腕骨頭を安定させるための
スタビライザーとしての役割です。

例えば、全力で投球した際に
この安定機能が働かない場合
肩の内部での運動体系は破綻します。

引き出される力に負けて
骨が関節に引っかかってしまったり
スムースな内部運動が起こらず
軟部組織が損傷させれてしまったりします。

ほとんどすべての
肩関節動作で要求される機能ですので
棘上筋障害は様々な可動に関連してきます。

日常的に当たり前に行う
簡単な動作でさえ
棘上筋が作用することで
初めて可能になります。

そのため、スポーツ障害以外でも
棘上筋に障害が起きると
日常生活の自由度も大きく低下します。

棘上筋のトレーニングは?

棘上筋のトレーニングは
上腕を体幹側面につけた状態から
外転30度程度までのごく小さな動きの中で
行うものが一般的です。

負荷のかかり方を考えると
ダンベルなどのウエイトより
水平方向に張力をかけた

チューブトレーニングがベストでしょう。

激しく動かすというよりも
ゆっくりと持続的に緊張・弛緩を繰り返し
持続的な安定作用を発揮できるような
トレーニングが最適だと思われます。

これ以外にも、肩関節を主とした
包内運動をセルフケア的に行い
肩関節にかかるねじれる圧力を
うまく処理していくことが重要です。

いくら棘上筋を鍛えたとしても
肩のアラインメントが狂っていて
関節内部での引っ掛かりが起きていては
実際には役に立ちません。

肩周辺のストレッチや
肩の周辺のモビライゼーションと
並行してトレーニングを行う必要があります。

棘上筋障害への整体法

イラスト肩の痛み

様々な考え方、やり方があると思いますが

当院では棘上筋障害は
筋力低下リスクを考えて
筋マッサージやストレッチは行わず

骨頭の動きと引き出し動作を活用した
整体法にて施術しています。

硬くなった組織を
手技療法でほぐしたとしても
関節内部での動きが
正常化するかと言われれば
疑問が残ります。

それだったら、
必要な可動性を確保した上で
実際の動きの中で神経伝達を
促した方が早期に回復できるという
考え方に基づいた整体法です。

また、可動障害がある部分に
無理なストレッチを行うと
場合によってはとどめを刺しかねません。

いかないものを無理にいかせようとすると
関節内部での損傷につながります。

そういう意味でも
肩関節の障害はソフトに、安全にが
特に重要な指針となるでしょう。
(どんな症状であれ当たり前の話ですが)

諸般の肩障害に進行しやすい

女性の肩の痛み

棘上筋障害の入り口は
「最近なんか引っかかる感じがある」
程度から始まります。

いきなり投球障害が出たり
腕が上がらなくなったり
というケースもありますが
大体は違和感や引っ掛かり感から
始まることが多いようです。

棘上筋はほとんどの肩の動作に
関係する部位であるため
一度動作不調が起こると
様々な動作で幹部が刺激されます。

そのため、諸般の肩障害に
進行しやすい原因になります。

『何やっても割と使う』場所なので
悪化しやすい傾向にあるわけです。

野球など球技で肩を
メインに酷使する人はもちろん
特にスポーツ習慣のない人でも
棘上筋障害になることがあります。

加齢と運動不足のコンビネーションで
思いもよらない動作で
棘上筋を負傷した方を
たくさん見てきました…。

少し紙袋を持ち上げたはずみで…
道の向こうの友人に手を振ろうとして…
タンスの上の方に手を伸ばそうとして…

痛めてしまうこともあるので
肩の違和感や引っ掛かりを感じたら
ぜひ対応機関を受診して見てください。

お読みいただきありがとうございました。
御蔭様です。

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